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There Is No Place Like Home (我が家に勝るものなし)♪

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北九州小倉在住の  【ハウスキーピングDeux】のつぶやき

初夏のフランスへ~三日目(後半)~

シャンティイーではシャトーを堪能した後、馬博物館に行くつもりだったが、
バスから降りたところが博物館の真裏だったので、順序を変更することにする。
ただ、オープンには少し間があったし、11時からホースショーがあるので、
それまで少し腹ごしらえをすることに。
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ブランチの時間だったので、クロワッサンは既におしまい。
タルティーヌ(1.5€)とカフェ・オー・レ(3.36€)を。
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そう、クロワッサンって朝の食べ物なのよね。
日本より線引きキビシイですわ・・・

11時近くに博物館とシャトーのコンビチケット(18€)を購入し、
ショーのある場所へ進む。
18世紀には馬240頭、猟犬 500匹が飼育されていたというその建物の中は、
受付を過ぎると、すぐ厩舎⇒展示室⇒中庭に出てドーム(円天井)の建物へと。
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奥の立ち入り禁止地区では馬の練習場もある。
かなり広大な敷地だ。
1時間のショーはまず、2人の女性美人騎士が馬上の人となり、サークルを回りながら博物館の由来を話す。
休憩を入れた後、馬の特技を披露。
斜め歩き、お座り、後ろ歩き、ターンを・・・
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さらに休憩後、当時の貴族の衣装を身にまとった演劇仕立てのスペクタクルを。

観覧席の一番前に陣取って、馬のよだれや眼なんか間近に見てしまったので、
物言わぬ動物たちの献身や諦めや哀しさ・・・なんかがうちのネコとダブりました^^;;
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次に長い散歩道を歩いてシャトーへ。
16世紀建造されたルネッサンス様式の優美な城。
コンデ公という大貴族の所有物で、庭園はヴェルサイユ宮殿の庭の設計士ル・ノートルが手がけた。
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18世紀以前の絵画ではルーブルに次いでフランスで2番目の所蔵数・・・
とあれば、フランス革命においていかに糾弾の対象になったことか。
今回その革命記念日(7月14日)を旅の途中に迎えたものだから、ある種の感慨が。
シャトー、庭園、池、森、厩舎、散歩道、ダービー競技場、と
観光する者にとってはその一続きの小宇宙に半ば酔いしれることができるほどだが、
当時平民たちは足を踏み入れることも叶わず、一粒の糧に喘いでいたのだから。

ジェラール・ドパルデューの「宮廷料理人ヴァテール」(’00)の舞台がここらしい。あら、観てるわ。
ルイ14世を招いて催された、歴史に残る3日3晩の目も眩む大饗宴を芸術家として指揮し、王を感嘆させた。
(3日間の費用は現代の日本円に換算すると3兆5714億円!)
ラファエロの絵画が3点あり、その数だけでもルーブルに匹敵するという。
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                             ( 三美神)
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                          (オルレアンの聖母子)

・・・改めてフランスの”遺産”ってスゴイ。感嘆!

(Y.F.)
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by seirisyunou-deux | 2012-07-25 08:32 | 旅(フランス)

by 藤崎 裕子