2015年 08月 30日
近頃の読書①
「ランチのアッコちゃん」で柚木麻子氏本をスタートしたのが去年。
やはり、いつもの「すずらん本屋堂」にゲストで出ていたのをチェックしたからだが、
最近柚木麻子氏づいている。
久々に日本のドラマを見たのも
「ランチのアッコちゃん」@NHKBSプレミアム。
明らかにユーミン好き。
「その手をにぎりたい」では高級寿司屋に通うOLが主人公だが、
その時々ユーミンのどの曲が流れていたか・・・の描写が多い。
世代は違うが、等身大の生活描写に親近感を覚える。
特に面白かったのが、
「私にふさわしいホテル」と
「本屋さんのダイアナ」。
新進作家と本好き少女がそれぞれ主人公なので、
本や作家が実名で次々に登場する。
逃げる本の万引き犯の後頭部を狙って投げるのが、
ヤツの捨て置いた戦利品の中からの京極夏彦の分厚い本(見事にヒット)・・・は笑える。
万引きする本は転売用らしく、
有名な作家ばかり(東野圭吾、三浦しをん、宮部みゆき他)盗んだ、
というのが新進作家の気に障ったのだ。
それが「私にふさわしいホテル」。
その新進作家はホントに言うことなすこと可愛くて、柚木麻子氏そのものかも~
名前に「木」がつくと売れる、その「木」が多ければ多いほど・・・
ペンネームの「柚木麻子」っていくつ「木」があるんやー(笑)
「本屋さんのダイアナ」では、
モンゴメリのアン・シリーズはもちろんのこと、向田邦子の「父の詫び状」、
フランソワーズ・サガン「悲しみよこんにちは」、
「秘密の花園」、森茉莉、ジェーン・オースティン・・・
私の血肉となった(?)、生きて来た過程で読んだ本が出て来る、出て来る。
小躍りして、息苦しくなって、一度本を閉じたくらいだ(この行動わかる?)。
ゲスト・トーク時、「ここ最近ハイペースで・・・」のとおり、驚異的に次々に出版。
登場人物の名前を考えるのも鬱陶しく、故にクロスオーバー?
登場人物がリンクするというか・・・
「嘆きの美女」に、「ランチのアッコちゃん」の黒川敦子が出て来るし、
「本屋さんのダイアナ」に、「私にふさわしいホテル」の東十条宗典(これは実名ではないけど、あの作家の顔が浮かんだ・・・)が出て来る。
クスリと笑える箇所をいくつも用意していてくれる。
彼女の本は読みやすく、
体系的(規則正しい時系列というか、一年毎だったり、三年毎だったり)が多い。
そんな体系を楽しみながら読めるのだ。
本屋さんで働く夢を果たしたダイアナだが、
それ以前に久世番子氏の「暴れん坊本屋さん」を読了していたので、
本屋さんの仕事を少しわかった気がする。
「ランチのアッコちゃん」の主人公三智子(アッコちゃんではない)の彼も、
古本屋のオーナーだった。
私も「本」が作られて、売られる過程をもっと知りたくて、
近々大崎梢氏「クローバー・レイン」に行こうかと思っている。
あ~本って面白い(何を今さら)。
(Y.F.)
【家のお片付けや家事代行のご要望はこちらへ==>Deux】
やはり、いつもの「すずらん本屋堂」にゲストで出ていたのをチェックしたからだが、
最近柚木麻子氏づいている。
久々に日本のドラマを見たのも
「ランチのアッコちゃん」@NHKBSプレミアム。
明らかにユーミン好き。
「その手をにぎりたい」では高級寿司屋に通うOLが主人公だが、
その時々ユーミンのどの曲が流れていたか・・・の描写が多い。
世代は違うが、等身大の生活描写に親近感を覚える。
特に面白かったのが、
「私にふさわしいホテル」と
「本屋さんのダイアナ」。
新進作家と本好き少女がそれぞれ主人公なので、
本や作家が実名で次々に登場する。
逃げる本の万引き犯の後頭部を狙って投げるのが、
ヤツの捨て置いた戦利品の中からの京極夏彦の分厚い本(見事にヒット)・・・は笑える。
万引きする本は転売用らしく、
有名な作家ばかり(東野圭吾、三浦しをん、宮部みゆき他)盗んだ、
というのが新進作家の気に障ったのだ。
それが「私にふさわしいホテル」。
その新進作家はホントに言うことなすこと可愛くて、柚木麻子氏そのものかも~
名前に「木」がつくと売れる、その「木」が多ければ多いほど・・・
ペンネームの「柚木麻子」っていくつ「木」があるんやー(笑)
「本屋さんのダイアナ」では、
モンゴメリのアン・シリーズはもちろんのこと、向田邦子の「父の詫び状」、
フランソワーズ・サガン「悲しみよこんにちは」、
「秘密の花園」、森茉莉、ジェーン・オースティン・・・
私の血肉となった(?)、生きて来た過程で読んだ本が出て来る、出て来る。
小躍りして、息苦しくなって、一度本を閉じたくらいだ(この行動わかる?)。
ゲスト・トーク時、「ここ最近ハイペースで・・・」のとおり、驚異的に次々に出版。
登場人物の名前を考えるのも鬱陶しく、故にクロスオーバー?
登場人物がリンクするというか・・・
「嘆きの美女」に、「ランチのアッコちゃん」の黒川敦子が出て来るし、
「本屋さんのダイアナ」に、「私にふさわしいホテル」の東十条宗典(これは実名ではないけど、あの作家の顔が浮かんだ・・・)が出て来る。
クスリと笑える箇所をいくつも用意していてくれる。
彼女の本は読みやすく、
体系的(規則正しい時系列というか、一年毎だったり、三年毎だったり)が多い。
そんな体系を楽しみながら読めるのだ。
本屋さんで働く夢を果たしたダイアナだが、
それ以前に久世番子氏の「暴れん坊本屋さん」を読了していたので、
本屋さんの仕事を少しわかった気がする。
「ランチのアッコちゃん」の主人公三智子(アッコちゃんではない)の彼も、
古本屋のオーナーだった。
私も「本」が作られて、売られる過程をもっと知りたくて、
近々大崎梢氏「クローバー・レイン」に行こうかと思っている。
あ~本って面白い(何を今さら)。
(Y.F.)
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by seirisyunou-deux
| 2015-08-30 09:22
| 本