There Is No Place Like Home (我が家に勝るものなし)♪

seirisyuno.exblog.jp

北九州小倉在住の  【ハウスキーピングDeux】のつぶやき

カテゴリ:映画(雑記)( 12 )

「ギルパート・グレイプ」「ショコラ」等のラッセ・ハルストロム監督の新作

毎日車には乗らないのだが、乗る時だけFMを聴いて、聴けばその度にナビゲーターが
この「ぼくのワンダフル・ライフ」に感動していたり、オススメしていたり。

先日、シネコンに見に行った。
暑い日、よその車に閉じ込められたゴールデンレトリバーを少年イーサンが解放するところから始まる。
窓ガラスを割って脱出させ、そのまま逃走・・・って、軽犯罪(>o<)
で、そのまま少年の家のワンコになっちゃう。ベイリーと名づけられて。
a0176188_148381.jpg

少年はやがて青年になる。アクシデントで夢破れ、生きていく為に独り立ちをすることとなる。
やがて迎える、人間よりも早いイーサンの寿命。呼び戻されイーサンの死に際には間に合った。
ここから輪廻転生だ。
ベイリーは次にエリーという警察犬シェパードとして生まれ変わる。
a0176188_14102472.jpg

その次は黒人女性マヤと出会う、ウェルシュコーギーのティノ。
a0176188_1495821.jpg

四度目は「片付けられない家」の庭の片隅で、散歩に連れて行かれることもない犬生のセントバーナード。

一方、もはや初老の域に達したイーサン(しわしわのデニス・クェイト、久しぶり)、
ワンコのいない人生は張りも希望もなさそうだ。
ところがセントバーナードになったベイリーは放浪の果て、
ついに昔の面影すらないと思われるイーサンに再会!匂いでわかっちゃうの?
「イーサン、僕を思い出して。少年の頃、一緒に遊んだじゃない」
犬種が変わっても、ベイリーの、イーサンへの想いは一途です。
それにイーサンが気づくって瞬間がいいね(ポチッ←「いいね」ボタンを押した音)。
ラグビーボールを使った一芸で!
a0176188_1493195.jpg

私は猫派なのだが、ワンコ好きになったのは、
「ほぼ日」の糸井重里氏のブイヨ飼い犬、ジャックラッセルテリアのブイヨンから。
毎日「ほぼ日」チェックしているうちに、愛情が湧いて来るもんだね。
ブイヨンの生い立ちを知りたくて、「Say Hello!あの子によろしく」を買っては繰り返し読んだ。
いや、読んだというより、見てた、だね。

今でも通っているクライアント宅にシェルティ(シェトランド・シープドッグ)がいるのだが、
大型犬だがもうおじいさんの域。気性は優しく、会うのが楽しみ。

ある日、若松海岸を散歩中に、前を歩いていたカップルが連れていた柴犬二匹。
私らの会話(というか私の声)で、何故か柴たちが振り向いて笑顔(ワンコの笑顔って花開いた感じよね!)で向かって来たのだ。
え?誰の声に似てて、反応したんだろう?
という不思議体験をした。
折り返し地点でも柴たちがこっちを向いて、笑み満載でジャンプしたり反応するのを、
飼い主が恐縮してリードでしっかりキープしていた。
それ以来、柴犬にも興味を持ち、今や「柴犬」ブログ、ブックマークに3個。
ドイツ在住の人の柴犬ブログでは、この夏の間中闘病記をアップされて、最後はもう涙、涙でした;;

友人も動物を「猫」と「猫以外」で区切っていたそうだが、
草彅君が飼い始めたフレンチブルのくるみちゃんのTwitter見ているうちに、
急速にワンコファンになっていってるそうな。
又、ある友人宅を訪問したら、立派なご先祖様の仏壇の横に、先住猫のミニミニ仏壇を見た。
写真の手前にはお線香や水、猫缶などが。こういうお宅もあるんだなぁ。
ちなみに、別の友人は趣味の畑を荒らしてくれる、「動物とは憎きモノ」の定義で、
彼女との会話でウチの猫の話が出ることは一切ない。
「北海道に旅行に行った時、動物好きでもないのに旭山動物園がコースに入っていたのよ」と。
                   ・
                   ・
                   ・
「ぼくのワンダフル・ライフ」はペットを愛おしむ人なら共通の感情を持つだろう。
ペットを飼っていれば、必然的に迎えてしまう死。
もう一度会えるなら、それは輪廻転生でも、天国の門でお迎えしてくれる(私は後者だが)という発想でもいい。
ファンタジーの一言では片付けたくないな。
泣きはしなかったけど、ウチのミウミウをたっぷり抱きしめることだけを考えて帰路を急いだ。

数日後。
「ねこのきもち」の読者である姉からクーポンギフトをもらった。
フォトブックに載せるミウミウの写真をアップロードしたら、後日送られてきた。
なんて可愛いんだ!(親バカ^^)
a0176188_1474540.jpg

【家のお片付けや家事代行のご要望はこちらへ==>Deux】
[PR]
by seirisyunou-deux | 2017-10-21 14:10 | 映画(雑記) | Trackback | Comments(0)

今年の収穫(映画)

今年は不作でした。
私が動かなかっただけね。誤解のなきよう。

北九州唯一の非シネコン系昭和館をずっとサポートしていこうと思って、
シネコンには見向きもしなかった・・・というのはウソ(笑)
タイミングがなかったとしか言いようがない。
新作を追いかけるエネルギーないままに今年が暮れようとしている(T_T)

それでもアカエデミー賞授賞式はチェックし、
受賞者も頭にインプット。
主演女優賞⇒ジュリアン・ムーア「アリスのままで」、
助演女優賞⇒パトリシア・アークェット「6才のボクが、大人になるまで。」、
助演男優賞⇒J・K・シモンズ「セッション」は観た。
残念ながら主演男優賞エディ・レッドメイン「博士と彼女のセオリー」は逃した。
作品賞「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」はまだ上映されてないからね。

今年のベスト3(順不同)。
6才のボクが、大人になるまで。
a0176188_8332220.jpg

めぐり逢わせのお弁当
a0176188_8313769.jpg

イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密
a0176188_8343379.jpg


昭和館でのイベントにもイロイロ参加はしたいのだが。。。
夏の栗原小巻氏トークイベントに出席、「サンダカン八番娼館」を観た。
冬の村田喜代子氏トークイベントも出席、「蕨野行」を観た。

オールナイト映画祭ではリリー・フランキー氏がトークショー、
彼が進行内容を変更した(!)とも聞いたので、これは行けばよかったと後悔。
葉室麟氏も大学の先輩と知ってたなら、行ってたのにな。
来年もサポーター(単なる会員ですが・・・)として頑張りまっす!



映画講座について。
朝日カルチャーセンター北九州にて開催される、
三か月単位(6回)の映画講座で講師は西村雄一郎先生。
テーマをとことん突き詰めるので、
なにか雲がかかっていたような「満州国」が
六か月という長きに渡る講座で、頭がすっきりした感じだ。
最近観た、片岡鶴太郎がガイド役の「遥かなる満州~ラストエンペラーが見た夢の彼方」(BS-TBS)。
戦後70年の今年、立て続けにあったスペシャル番組にピリオドを打つかのよう。
おさらいの形で確認しつつ見た。

もちろん、「ラスト・エンペラー」(’87)だって、
実物の愛新覚羅溥儀と違って、ジョン・ローンはいいオトコ過ぎ・・・
などとナナメから観たりしていた。
a0176188_8283460.jpg

その映画と前後して、
レオン・カーフェイの「火龍」(’86)だって観たのだ。
a0176188_828465.jpg

皇帝時代の溥儀でなく、晩年の溥儀。
英語を話さないレオンの方がなんといっても、リアル感ありで。
北京の市井の生活ぶりも、旅心をくすぐられたものだ。

それなのに、「満州国」の成り立ちをよく知らなかった。
今じゃ、Wikiですぐにでも調べられるのに。
溥儀の他に川島芳子、李香蘭、甘粕大尉、持永只仁、
愛新覚羅溥傑一家、731部隊、ソ連侵攻、引揚者・・・
有名人から一般人まで激動の時代に翻弄された人々を、
映画を通して一からお勉強した六か月でした。

ところが、テーマを初めて聞かされた時、
休止届を出そうか・・・と思ったこともここで告白しておきます(^_^;)

【家のお片付けや家事代行のご要望はこちらへ==>Deux】
[PR]
by seirisyunou-deux | 2015-12-28 08:34 | 映画(雑記) | Trackback | Comments(0)
嘆きのピエタ
「春夏秋冬、そして春」の”壮年期”役にキム・ギドク監督自ら登場した時は、
荒々しい感じだったが、
年月を経て白髪交じりの髪を後ろでまとめ、随分風貌も落ち着いて来た。
32歳の時にフランスで、
人生初めての映画(「羊たちの沈黙」「ラマン」「ポンヌフの恋人」)を見、
その4年後には自ら監督としてメガホンを取った・・・ってことも驚きだが、
南仏で絵描きとしてしばらく過ごした、という緻密でシンボリックな絵画にはビックリ。
当映画の宣伝も兼ねて、「強心臓」@SBSというバラエティに出演した時に披露。
 
a0176188_15245617.jpg

a0176188_1526852.jpg

a0176188_15273327.jpg

a0176188_15274771.jpg

常に抑圧される側のイメージだ。
私が彼の映画を好きなのは、「絵画的」だからではないかな。
例え大半が暴力や性的な生々しい表現であったとしても。

チョ・ミンス親子の横に事実を知ったイ・ジョンジンが横たわる(←ネタバレ、許せ)、
スリーショットの静止画はゾクっとした。
と同時に、あ、私はこれが好きなんだと。

別離
イラン映画と言えばアッバス・キアロスタミとか、モフセン・マフマルバフ監督などを観た。
そして今年のアカデミー作品賞「アルゴ」は’79年のイラン革命が舞台。
イランへの知識は、当然映画を通じてだ。旅行したことはない。
イランのインフラがこれほどまで先進国と肩を並べているとは思わなかった。
・・・と書くと、自分の無知をさらけ出しているようだが。

まあ、どこも時が止まったままでいることもない。21世紀なのだから。
でも宗教という普遍性が邪魔して、
女性ヘルパーが男性クライアントの服を脱がせることにも
電話で聖職者に許可を得てでないと。
というのが面白かったし、興味深かった。
ある家庭にカメラが据えられていて、生身の人たちが行動し、考え、会話している、
ドキュメンタリー映画のような錯覚を持った。
去年のアカデミー外国語映画賞受賞だという。やっぱり~~傑作!

建築学概論
梅雨に劇場で観て、その後1か月ぐらい余韻が続いた。
学生と社会人の、15年の月日をワッタガッタ(行ったり来たり)・・・というよくある手法だが、
ちょっとしたことですれ違ってしまうふたりの、後ろ髪引かれる切なさをうまく描いている。
a0176188_1518331.jpg

済州島で建築された家↑は、現在カフェ↓になっているとか。  
a0176188_15205147.jpg

テーマ曲を聴くと、又震えた(笑)
元々知ってはいたが、ここでハマったキム・ドンリュルについては、
次のブログにて。

(Y.F.)
【家のお片付けや家事代行のご要望はこちらへ==>Deux】
[PR]
by seirisyunou-deux | 2013-12-19 15:30 | 映画(雑記) | Trackback | Comments(0)

「クィーン」

97年パリで亡くなったダイアナ妃の訃報を聞いた直後の、
英王室の対応を描いた映画です。 
就任したばかりのブレア首相を女王が任命するシーンからスタートするんだけど、 
「天皇が内閣総理大臣を任命する」のもこんな感じ?
違うよね。だって一対一でやるんだもん。 
とまあ、出だしから面白く見ましたよ~ 

実は、私、この主人公、The Queenに会ったことあるんです! 
・・・って、大げさに言っちゃいかんなぁ。 
20年前にもなる、9月のイギリスのドライブ旅行中、
スコットランドはブレイマーって街のギャザリング(スコットランド色の強い大運動会)を
コースに加えたんです。 
バグパイプ競演や槍投げ大会などを、
すり鉢状になった、丘の上の方の芝生でのんびり見ていたら、 
ちょっと周りの空気がざわめき始めて、やがてみんな立って身繕いし始めた。 
何が始まるっていうの~?と思ってたら、
近くの人が「女王がお越しよ」と言うではないか! 
確かにロールスロイスが二台やってきて、
降り立ったそのお方は紛れもなくThe Queen!(なんでしょうよ!)

いや、オペラグラスもなかったし、あまりに距離があって、
壇上に誰か立って何か話している・・・
くらいしか認識できませんでした^^;; 
でも、同じ場所で、同じ空気を吸って、彼女の為に「国歌」
ハミング(だって、歌詞知らないしね)しました。 
ここから、夏の避暑地バルモラル城は近いらしいし、
後で、開催期間に挨拶に寄るってことを知りました。 

閑話休題。 
映画のつづき。
せっかくスコットランドに夏休みで来ているんだからと、
英国の「一大事」(=ダイアナ妃の事故死)を気にも留めずに、
鹿狩りを楽しむところなんて、
まるで、フランス革命の火蓋が切って落とされた日、
ルイ16世が日記に自分の仕留めた狩猟回数しか書かなかったってエピソードに
通じなくないかい? 
また、頑固なまでにティー・タイムを堅持するお国柄らしく、 
そんな時にかかってきたブレア首相からの電話に、 
「後で取ればいい!」と怒鳴るフィリップ殿下。 
この人、温和そうなイメージだったけど、見かけによらない。。。。 
な~んて、何から何までリアルすぎて、セリフもとてもフィクションとは思えない。 

イギリス人のティータイムへのこだわりって、エマ・トンプソンが来日した時に
「時間なので紅茶を飲みたいわ」とインタビューを一時中断させたらしいことにも現れる。
これ、日に5回のイスラムのお祈りと同等みたい。

「大げさな涙とパフォーマンスは嫌いなの」という女王、 
「後ろ足で王室に砂をかけて去った」ダイアナ妃。 
この品格比べ、もう勝負はついたようなものでしょう。 
ええ、確かに、葬儀の中継は最初から最後まで食い入るように見ましたよ。 
そりゃ、彼女の死はショックでした。でも。。。 
ハロッズのあちこちに、亡くなったふたりの彫刻を設置する、
そんなセンスの男と家族になろうとしたのかと思うと。。。 
反発を恐れて、それ以上は書けませんが。。。 

(Y.F.)
【整理収納アドバイザー Deux】
[PR]
by seirisyunou-deux | 2011-04-28 08:23 | 映画(雑記) | Trackback | Comments(0)

「シルミド」

「シルミド」(’03)
a0176188_14465523.jpg

この映画がHDDにずーっと5年ぐらい入っていて、3度も見たって人、
アブナイですかねぇ(笑)まさにこの私ですが。
何故か好きなので消せない。又、いつか見るだろうし。

韓国で’68~’71年にかけて実際おこった事件だが長らく封印されていたもの。
きっかけは、北朝鮮の武装スパイたちが
当時の大統領パク・チョンヒの首を取ろうと青瓦台近くで捕まった事件。
            ・
            ・
            ・ 
この報復として、当時の主席金日成の暗殺を目的とした部隊が密かに作られる。
死刑囚,無期囚などが含まれた社会底辺階層の31名が訓練兵となった”684部隊”。
訓練の舞台は、実尾島(シルミド)。
烏合の衆だった彼らも、日夜の地獄の訓練により
31名の指導兵(こちらは義務としての軍隊入隊者)を越えて
より強くより速い、強靭な人間殺人兵器へと生まれ変わっていく。
しかし、月日の流れは又、韓半島を対立より和睦へと変えていく。
指令を出した上層部の人事も変わり、やがてお荷物となっていく”684部隊”。
明るみになった場合、国際世論を騒がせるに違いない。
「彼らを排除せよ」の命令が下される。
そんな気配を感じた彼らは、自分達が生きた証が欲しいと、
情の沸いた指導兵たちすら殺して、シルミドを脱出、仁川でバスジャック決行に至る。
目的地は青瓦台。直訴の為だ。
            ・
            ・
            ・ 
しかし、途中鎮圧軍に囲まれ、手榴弾で自爆する。
その時のニュースは「北から武装して来た共産ゲリラ、自爆」の文字。
当時表に出たのは、最初と最後(歪められて)の事件のみ。
国が調査結果を発表したのは映画公開の後だったというから、又驚きだ。
映画の反響が国を突き動かした形。

光州事件もそうだけど、韓国の近代史に闇は多い。
まだ、封印されているものもあるのではないかしら?
ラスト、「シルミド事件」報告書の回覧が上層部を転々とするとこなんて、
強烈にシニカル。
5人ほどのサインの済んだ報告書は、棚に収められる。
他の報告書となんら変わらない扱い。

「名前もない犯罪者のおまえらと俺は違うんだ!」の上官のセリフもある。
「死刑」を求刑され、表向きは実行されたので、生存してないとみなされた彼ら。
「金日成の首を取ったところで、墓に自分の名前も刻めないってことだろ?
死んでも国立墓地に埋葬されたかった。そしたら一族で一番の出世だったのに」
この泣けるセリフを吐くのが、まだ初々しいオム・テウン。

ソル・ギョングがまたいい演技をしています。何しても許せる(笑)
他にチョン・ジェヨン、アン・ソンギ、ホ・ジュノ・・・
そして、キム・ガンウ、カン・ソンジン、カン・シニル、イム・ウォニ・・・
堪りません!このメンツ。

韓国映画についてもっと詳しく知りたいなら辞典のような輝国山人をどうぞ。

(Y.F.)
【整理収納アドバイザー Deux】
[PR]
by seirisyunou-deux | 2011-04-24 14:50 | 映画(雑記) | Trackback | Comments(0)

「チルソクの夏」

「チルソクの夏」(’03)
現代の2003年、セピア色から始まる。主人公の郁子は陸上競技大会の審判。
彼女が高校生時代だった26年前の1977年に思いを馳せると、
そこはカラーの世界。
’77年、姉妹都市だった下関と釜山の「関釜親善陸上競技大会」に
出場する為、郁子とその仲間たち4名は釜山入りするところから始まる。
そこでの韓国側陸上選手の安(アン)クンとの出会いが物語の核となる。

実はこの映画見るの2度目。
最初見た時は涙止まらなくってねぇ(^_^;) 滂沱の涙。
ワタシ的にはツボ。「なごり雪」の韓国語バージョンの流れるラストが^^;;

'77年「あんたのバラード」(ツィスト)「横須賀ストーリー」(山口百恵)。
'78年「カルメン’77」(ピンクレディ)「なごり雪」(イルカ)。
これらの歌が劇中歌われて、舞台は下関と釜山。
どっちも行ってるし~♪港町の風情に共通点。
赤間神社、関門大橋、長府、火の山ロープウェイ、歩いて渡れる関門トンネル。
対岸の門司港も’78年設定なので、今のような賑わいもなくまだ地味(笑)。
釜山は国際市場、チャガルチ市場、龍頭山公園
・・・これだけ馴染みが揃っていればツボでしょう。
ロケ地マップ

パソコンもケータイもない時代の、国境を越えたピュアな初恋。
文通という手段しかなく、しかもまだ両国の間には深い溝があった時代。
「親善」と名がつく大会とは言え、歓迎会で日本語の歌を歌うのもご法度。
お互いの親も子供たちの文通すらいい顔をしない。

デートする関門トンネルには山口県と福岡県の県境ラインが引かれている。
a0176188_8311623.jpg

「右足は山口県、左足は福岡県」とまたぎながら郁子が言うと、
「38度線もこんな風に、自由に行けたらいいのに。自分は外交官になって
第一に南と北を統一する為に働きたい」と安クン。
「日本の高校生は、テレビのばかばかしい話やタレントの誰が好きだとかいう
他愛ないことばっかり。
同じ17歳なのに・・・」という郁子のセリフがある。
そうそう、私らの高校生の時もまさにそう。
映画で世界を知り始めていたけど、お隣の国事情には疎くて。
'77年当時、
韓国はまだ戒厳令が敷かれていて出口の見えない不穏な時代だったのだ。
そんなことを知る由もなかった。

監督の佐々部清監督が下関出身。
監督のシネマコラム
次の「カーテンコール」も下関が舞台だが、
ロケは北九州市八幡東区の映画館「前田有楽劇場」。
毎日文化センターの単発講座「北九州ゆかりの映画スポット」に参加して、
ここ行きましたもん。
また、これもツボ。

(Y.F.)
【整理収納アドバイザー Deux】
[PR]
by seirisyunou-deux | 2011-04-14 08:30 | 映画(雑記) | Trackback | Comments(4)

時には映画だって⑥

~旅とリンク(南北アメリカ編)~

・「ブエノスアイレス」⇔イグアスの滝も含めたアルゼンチン
ウォン・カーウァイ監督なので、アジア編くくりかも知れないが。
トニー・レオンの慟哭に私も釣られました。
あまりにも哀切なロードムービー。

・「苺とチョコレート」⇔キューバ
共産圏にあって一時出国命令すら出ていた同性愛者、それが主人公。
破綻しかけた国キューバ、それでも自国への愛着は断ち切れないという、
セリフの数々が美しい。

・「恋人たちの予感」⇔ニューヨーク
落ち葉の公園を歩く音や、クリスマス用に買って樅の木を運ぶ音。。。
ニューヨークの秋と冬の音の数々を拾って。
等身大の主人公たちに共感。

・「恋におちて」⇔ニューヨーク
メリル・ストリープ&デ・ニーロコンビが絶頂の時。
デーブ・グルーシンの曲と郊外の列車の速度の絶妙なマッチ。
 
・「ユー・ガット・メール」⇔ニューヨーク
上ふたつと合わせて、
ニューヨークに飛んだ時はこれらの映画のロケ地を巡り歩く、
という楽しみを温めている♪(温め過ぎかい?!)

・「ストレンジャー・ザン・パラダイス」⇔ミシガン湖
どのシーン切り取っても白黒写真として壁を飾れるような。
無機質的トーンが新鮮だった。

・「レザボア・ドッグス」⇔ロス
男性しか出てこないから気に入ったのか。
「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」「スナッチ」
「ユージュアル・サスペクツ」も好きだしね。
あのテンポが妙に感性にはまった。

・「ギルバート・グレイプ」⇔アイオワ州の田舎
ジョニー・デップとディカプリオが最高の輝きを見せていた。
生きていくのは辛くも楽しくもあるが進んでいくしかない、
みたいなエンディングがステキだった。

結局、好きな映画は五感にズンズン響いて来るんだな。
観て終わりじゃなく、私の中に留まってしまう。
旅に出るとそれが引き出されるってワケ。

(Y.F.)
【整理収納アドバイザー Deux】
[PR]
by seirisyunou-deux | 2011-04-04 08:12 | 映画(雑記) | Trackback | Comments(0)

時には映画だって⑤

~旅とリンク(アジア・オーストラリア編)~

・「プリシラ」⇔オーストラリア
プリシラ号でオーストラリアを「旅する」、ロードムービーの典型。
3人のドラッグ・クィーンのうち、テレンス・スタンプだけは当時知ってたけど、
ガイ・ピアーズ(「メメント」「英国王のスピーチ」)
ヒューゴ・ウィービング(「マトリックス」)
・・・と後になって名が知られるようになるふたり。
こんな3人がドラッグ・クィーン!
爆笑の後にはしんみりの波も来る。
見た後は必ず、人生前向きに生きていこうと思える。

・「欲望の翼」⇔香港
これもウォン・カーウァイもの。彼の2作目で(私にとっては1作目)、
「打ちのめされた」ほどの衝撃。
誰だってひとつくらい、
「打ちのめされた」表現がオーバーじゃないくらいの映画ってあるよね?
ラテンムード歌謡と香港がこんなに溶け合うなんて。

・「恋する惑星」⇔香港
もちろん後半のトニー・レオン&フェイ・ウォンの方が好き。
「非情城市」の頃からのファンなんです~♪
パンツ一枚でねっとりした空気の香港の家でくつろいでいた頃から、
「レッド・クリフ」で周瑜を演じるまで、14年の月日があるなんて信じられない。
そうよ、この頃から金城武クンではなかったってこと。
ちょうど私も香港にハマってた頃で、楽しくて高揚するような感じが
ビンビン来ましたね。
 
・「紅夢」⇔中国
チャン・イーモウ&コン・リーの最強コンビが放った最強の映画、と思う。
二度とないだろうだけに、惜しい、このコンビ。
シンメトリーにこだわった最たる色彩美。

・「八月のクリスマス」⇔韓国の群山
「行間を読む」という表現があるが、この映画はそんな感じ。
静かで淡々としていて暖かい。
そして、映画を愛する人たちで丁寧に作り上げたという印象がある。

よく韓国に嵌った理由を聞かれる。
ドラマ、バラエテイ、KPOPに嵌るようになったキッカケは「冬のソナタ」だが、
随分前から韓国映画は何の気負いもなく、受け入れていた。
というのは、隣の国ながらほとんど文化を知らないというのが出発点。
韓国に限らず、
いつ足を踏み入れられるかわからないような国から発信される映画は、
それこそその文化を知る唯一の手段だと思うし、
積極的に観賞する方。

時々聞く、「この国は生理的に、感覚的にNG」というコトバ。
・・・私の場合はこれがないんだな。
世界中の食べ物と同じ感覚かも知れない。とりあえず、好奇心が勝つようで。

(Y.F.)
【整理収納アドバイザー Deux】
[PR]
by seirisyunou-deux | 2011-04-03 09:28 | 映画(雑記) | Trackback | Comments(0)

時には映画だって④

~旅とリンク(ヨーロッパ後編)~

・「3人でスプリッツァ」⇔ベオグラードとイスタンブール
殺人シーンがあるのが悲しかったけど、ユーゴ文化の教科書みたいな映画。
ラストのイスタンブールのガラタ橋シーンは、旅好きを旅に駆り立てる。
ところが後日、イスタンブールに飛んだ時は参加したツアーもハードを極め、
ガラタ橋を遠目にも拝むことが叶わなかった。
いつかリベンジしまっす!

・「グラン・ブルー」⇔ペルー、シチリア、マルセイユ、ギリシア
ペルーなら哀愁を帯びたフォルクローレ、
海に舞台を移すと、イルカの鳴き声を伴った
深海の臨場感をも思わせるメロディ。
音楽からキタなぁ。
まだ、リュック・ベッソンを荒削りながら評価していた時代だったので、
フランス的エンディングも許容したものだった。
やはり海が好きでもあるので・・・

・「ザ・コミットメンツ」⇔アイルランド、ダブリン
未踏のアイルランド。
でもこの群像劇にハマった後は、ダブリンに行ったら
絶対こんなソウル・バンドを聴きに行こうと思ったものだ。
見終わった後、一抹の寂しさとたくさんの充実感を頂く。
映画って総合芸術だと思うくらいの音楽性とストーリー性に満ちていた!

・「1900年」⇔イタリア、ポー河流域
イタリア20世紀初頭より始まる、壮大なる大河ドラマ。
ロバート・デ・ニーロが輝いていた時代の一作品だし、
ジェラール・ドパルデューは今より体が3分の2ぐらいしかなくて、
ジャック・バウアーのパパ(ドナルド・サザーランド)は狂気の存在感で、
「人間の盾」のリーダー、ステファニア・サンドレッリの水色のワンピースも印象深い。
登場人物たちが濃かった。

4月11日開講、行く気満満の「映画で旅するヨーロッパ~パリ編~」は
企画としては初めてではないらしい。
冬にはイタリア編があったのだという。
あ~~~っ、残念!
フェリーニ、ヴィスコンティ、ベルトルッチ・・・
イタリア映画の水準を世界的なものに押し上げた、
彼らの作品がいくつか挙がったのだろうか?
いや、もしかして「ローマの休日」みたいな視点だったのだろうか?

(Y.F.)
【整理収納アドバイザー Deux】
[PR]
by seirisyunou-deux | 2011-04-02 08:18 | 映画(雑記) | Trackback | Comments(0)

時には映画だって③

~旅とリンク(ヨーロッパ前編)~

今月、小倉紺屋町の毎日文化センターで
「映画で旅するヨーロッパ ~パリ編~」講座が始まるそうだ。
講師は元「キネマ旬報」パリ駐在員氏。
映画の背景として出てきたから、そのロケ地に行くことを夢みた時代がある。
「旅する映画」「映画で旅をしよう」などのフレーズは、
まさに私を小躍りさせるものがある。

「小さな恋のメロディ」⇔ロンドン
「映画に夢中になった」初の映画ということで。
同時に、私が外国に憧れを抱くようになった第一歩。
何故か日本でしかヒットしなかったという稀な映画。
だったら質が低いのかというと、成人してから見てもなんのなんの。
ステキな御伽噺ですよ。
イギリス階級社会の弊害もちょっとひと匙含んでたりね。
伏線や小物の扱い方とかディテールにこだわっててすごいなぁと思うんだけどね。

「冒険者たち」⇔パリ、コンゴ、ラ・ロシェル(要塞島)
今となっては、ギャングがからんだり、荒唐無稽なストーリー展開するように見えるが、
高校生の時に見た(リアルタイムじゃないよ)時は、頭を一発殴られた感じで。
映画を見たからロケ地に行った
という短絡的な最たる記念映画でもある。
ラストシーンの要塞島を巡る船に乗った時は、フランソワ・ド・ルーベの口笛が
船内でも流れてきて、夢心地。
当時からアラン・ドロンには絶対に惹かれなかったクチ。
そりゃ、リノ・ヴァンチュラに一票でしょう。
このお方(ドロン)、共演者の男優を立てる人だわ、と勝手に解釈^^

「ニュー・シネマ・パラダイス」⇔シシリー島
映画好きなら”垂涎モノ”と思ったけど、どっこいそうでもないらしい。
この監督が作為的で全くダメな人もいるってこと。
しかし、私は「泣きたい」と思うと、このCDを聴いてました。
さすがにもう薬効は消えましたけどね。
シシリーの乾いた風を感じた。

「スィート・スィート・ヴィレッジ」⇔チェコの田舎
この映画を観ていてこれがスキだって人とはお友だちになりたいくらい。
きっと日本中探しても、5人満たないくらいじゃないの?
共産圏どっぷりな時代のチェコを
これほどシニカルかつコミカルに描いてくれた監督に拍手。
味のあるキャラクターの脇役たち、美しいチェコの田舎風景。
いかつい風貌の医者が冒頭で
「これほど美しい風景が世界にふたつとあろうか」
みたいな詩ともつかぬセリフを吐く。
共感した私の心は、すぐにもこの田舎に飛んでいったのだけれど・・・

(Y.F.)
【整理収納アドバイザー Deux】
[PR]
by seirisyunou-deux | 2011-04-01 08:25 | 映画(雑記) | Trackback | Comments(0)