There Is No Place Like Home (我が家に勝るものなし)♪

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北九州小倉在住の  【ハウスキーピングDeux】のつぶやき

<   2012年 07月 ( 16 )   > この月の画像一覧

友人たちとは20年以上も前に、
マルセイユの港から出発するイフ島ツアー(「巌窟王-モンテ・クリスト伯」の舞台)で写真を撮り合った。
ツアー終了後、港に面した店でブイヤベースのランチ食べてたら、
偶然ご夫婦が通りかかって「おいしい?」と訊いてきたのだ。
「おいしいですよ」と言ったら、「じゃあ、ここにしよう」と隣の席に。
そしてさらにおしゃべりが進み、私の今後の旅のルートを訊いてきた。
どこもホテルを取ってなかったし、航空券もフリーだった。
イギリスの地方都市に留学していた友人たちに会う日だけは決まっていたが、まだ先。
「これからパリに北上するつもり」と答えると、
「マルセイユとパリの途中にクレルモン・フェランという町があるのだが、途中寄らないか」
と誘ってくれたのが友情の始まり♪

オーベルニュ地方は「地球の歩き方」のインデックスでは一番最後。
つまり、日本人の人気や反応とイコールなんじゃないかな。
ページはパリから始まりイル・ド・フランス⇒コート・ダ・ジュール⇒プロヴァンス・・・
と続いている。
そんなマイナーな地方へ、毎回訪問することになろうとはね。

正直、オーベルニュ地方の中心地クレルモン・フェランは一回観光すれば十分だったし、
他の観光スポット、温泉地ヴィシーやル・ピュイもしかり。
ちなみに、楽しく見たフランス映画「サン・ジャックへの道」(’06)では、
スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラへ巡礼の旅をするのだが、
その出発点はこのル・ピュイだ。
(フランス側(スペイン側の登場回数少なし)の自然の美しさに感動すること間違いなし!)
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産業が育たずにパリへ出稼ぎに出た人が多いらしいし、
TGVが通るのも地方では結局最後の最後になるんじゃないかな。
豊かな自然に囲まれているが、その分交通網が発達していなければ、
私ら遠方からのツーリストは一度きりでよい、フランスを隈なく踏破したいとしても最後・・・になりそう。

この日はフランスで初めて迎える、革命記念日だ。
高校生の頃、「往年のフランス映画祭」で見た「巴里祭」(’32)のオリジナル・タイトル”Quatorze Juillet”は
つまり「7月14日」という意味。
ただ、日にちをそのまま邦題にしても日本人には何かわからないということで、配給会社がこんな邦題を思いついたと。

朝食後再びキッチンに下りていくと、テレビで革命記念日の祝典が生中継されていた。
ジヴェルニーツアーでガイドさんが言っていたように、
就任まもないオランド大統領始め政府首脳たちが、コンコルド広場に設けられた桟敷席に座っていた。
(大統領の、現在の彼女と昔の彼女のバトルはフランスではちょっとしたジョークの種なのかな^^;;
そしてこんな事実婚を2回した男性が大統領になれる国・・・うーん、すごい)

凱旋門の間を飛行機でくぐり抜けたら賞金が出る、と言うのは「冒険者たち」(’67)のワンシーンだが、
凱旋門の上を飛行機が複数飛んできたと思ったら、
トリコロールの煙を吐きながら旋回し始めたもんだから、なんだか鳥肌立っちゃって。
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そして凱旋門をバックにシャンゼリゼ大通りをコンコルド広場に向けて、軍事パレードが。
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海軍、陸軍、空軍・・・もう女性もかなりの数で行進に加わってますな。
みな、なんと誇らしげに歩いていることだろう。
友人も1956年にこのパレードに参加したのだとか。
私はかぶりつきでずっとテレビを観ていたのだが、
友人夫妻はいろんな雑事でキッチンの出入りをしながら、時々国歌とも違う歌を歌っていた。
この日こそ自分たちがフランス国民であるという認識を深める日かな。

その翌日のテレビは前夜の花火大会の模様を知らせていた。
パリはこんな一日だったようですよぉ~

「地方ではどう祝うの?」「店が軒並み休みになるぐらい」とは答えてくれたけど、
この日のドライブ途中、ある村でお祭りに遭遇した。
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ギロチンよ~ 断頭台の露と消えた・・・の再現でもするのにスタンバってるのかしら。
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(Y.F.)
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by seirisyunou-deux | 2012-07-31 09:00 | 旅(フランス) | Trackback | Comments(0)
クレルモン・フェラン駅に1時半近く到着。
前回は友人と下宿人がプラットフォームで余裕で迎えてくれた。
入って来た列車に次々と眼をやる友人を、こちらが見つけてまだ止まり切らない列車から手を振った。
今回は、あれ?姿が見えないな・・・とプラットフォームを歩き進んでいるうちに、
友人が向こうから歩いてくるのが見えた。
「遅刻するかと思った」と。

「Google マップ-地図検索」がある今だからこそ、
彼らの住む町がクレルモン・フェランからどの方向に位置するかがわかるが、
ずっと駅から20分ぐらい山を上がったところ、くらいの認識だった。
ここに泊まる時は、「何にも考えずすべてお任せー!よろしくー!
緊張感捨てま~す (ずっと肌身離さずの)パスポートもそこいらに置いていきま~す」
 
「Make yourself at home(くつろいでね)」の言葉通りに甘えさせてもらっていて、
「テレビでも一緒に見る?」と言われても、
「読みたい本があるので。おやすみなさ~い」とベッドルームに上がって行ったり。
「何かしたいことある?」と訊かれるのはわかっていたので、
4つほど挙げたりして、
マイウェイだけど、要求はきっちり・・・わがままな客でした;;

彼らのビルは4階建てで、
1階は以前マダムが薬剤師として勤めていた薬局だった。
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今は自然食品や化粧品を扱うテナントが入っているが、
閉めた薬局の残骸(?)もかつて見たことがある。
2階がキッチン、リビング、客間、書斎があり、キッチンからは庭に出られる。
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         (イトコからもらったカメはまだ元気でした。これはアブリコットを食べている途中。
          水場もなくカメって元気で過ごせるもんなのねー)
庭で夕食を取ったりしたこともあったが、今回は出るには肌寒くてパス。
3階が各ベッドルーム。
私が寝る客室用寝室(トイレ、バスルーム含む)も、6年経つのに勝手知ったる・・・ってなもんで。
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4階は貸家。
10年前に来た時は離婚した男性が入ったばかりで、
週に一度くらい食事に誘う下宿人・・・だったのが、
今は彼らが南仏に所有する別荘に行くのに誘う、年下の友人兼ドライバーと化すぐらい近しくなっていた。

アフリカのモーリシャスに、夫婦と下宿人の3人で行ったアルバムを見せてもらったこともある。
下宿人はフランス語オンリーなので、外国もフランス語が公用語のところしか行かないそう。
一方、友人は英語の教師だったし、その子供たちや孫たちも英語が通じる。

イギリスやスペインやイスラエルから絵葉書をもらったこともあるのだが、
彼らが好きな国は間違いなくフランス。
話題作りに、私が今まで行ったフランスの好きな町を10ほど書いて見せた後、
「あなたの好きな町はどこ?」と訊いたら、
「フランスはどこに行っても美しいところばかり。選べない」と言われた。
「ぼくらよりフランスのあちこち行っているね。(私が選んだ10このうち)オーヴェル・シュル・オワーズには行ったことがない」そう

ところで。
私のリクエストは・・・
①6年前に行ってよかったので、シャンボン湖にもう一度行きたい
②「オーベルニュ地方 名物料理」とググって出てくる、「アリゴ」を食べてみたい
③知り合いの家に行って部屋の間取りやインテリアを見せて頂きたい
④いつも「旅の記念に」とわざわざプレゼントを買って来て頂くのは申し訳ないのでいらない、
それより処分しようと思っているモノの中で何かを頂きたい

(④はかなり図々しいようだけど、6年前に「モノがいっぱいで捨てたいんだけれど・・・」と言ってたのを
聞き逃さなかった。
その捨てたい中に、日本に持ち運べるものがあったら、それこそ「旅の記念に」なるだろうと思ったのだ)

今回は迷って出発直前に和菓子を買っていった。
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「夏限定のは冷蔵庫に冷やして食べて、このあずき(やぶれ饅頭)のは常温でOK。
決して、クセのあるお菓子じゃないから」とひとつひとつ説明したが、果たして美味しく食べてくれただろうか。

(Y.F.)
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by seirisyunou-deux | 2012-07-29 07:05 | 旅(フランス) | Trackback | Comments(0)
慌てていたわけでは全然ないのに、
日本でネット予約した、ヌヴェールのホテルはひとつ星で、
エレベーターも部屋のシャワーやトイレもなかった・・・
ホントに私らしいというか。しかし、こういうハプニング、イヤじゃないのよね~^^
こんなホテルこそ旅の思い出の数々で上位に挙がる(つまり記憶に残る)。
スーツケースを階段で4階まで(フランスで言えば3階)運び、
トイレは廊下奥の共同トイレで、共同シャワールーム(バスルームだけどバスタブ栓なし)は
部屋の真ん前で、廊下の灯りは一定の時間が過ぎると消える。
エコが叫ばれる以前からエコ。うーん、トレ・フランス!

パリの三ツ星ホテルも決して褒められたもんじゃなく、
カギが開かずにインド系スタッフを呼んだ。
クレルモンフェランからの帰り、最後のパリ一泊でも同宿を予約、
部屋が違うし、最初で鍛えられたので右に回して開けようとするとやはり開かない。
たかがカギを開けるのに汗だく。
今度も、女性フタッフを呼んだ。
なぜスタッフは苦もなく開けられるのか。
しかし今度は左に回して開けるコツがいった。統一してくれなきゃ~~(>o<)

ここ最近通い続けている韓国では、そこそこグレードのあるホテルばかり。
カードキーで済んでしまうし、こんな苦労も久しぶりだ(笑)
・・・っていうか、スタッフを2回も呼んだなんて私だけなんだろうか?

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何故、このホテル・ボーセジュールに決めたかというと、
ホテル予約サイトの最初に出てきて、
それなりにホテルの説明もクチコミも読んだからだ。
中庭を見ながら食べる朝食がいい・・・とのクチコミはまさにその通りだった。
 
この旅のメインの目的が、友人との再会。
それがなければフランスひとり旅なんてメンドクサイと思う歳になってしまった。
彼らの住む中央部へ南下する列車が朝10:33発。
それまでホテルでゆっくりする。
中庭を眺めながらの朝食、時々中庭に出て草花を確認。
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通常ホテルの朝食を頼むこともなく、おなかが空いた時に
街中のカフェでコーヒーとクロワッサンを頼めばそれが朝食というスタンスなので、
今回のこういういつにない行動も、結局サイトを見たからなんだけどね。
部屋にトイレがないことまでは確認してなくてね;;;
(部屋代35.00€、朝食代7.00€)

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季節がらか、自転車を列車に乗せて旅をする人をよく見かける。
日本では汽車に乗ることも滅多にないので、よくわからない。
韓国ではKBS「一泊二日」シーズン1で、まだモンちゃんもいた頃、
列車に自転車を乗せて、忠清北道の沃川(ヨクチョン)へ旅をしていたので、知っている。

パリでは’07年からレンタサイクルシステム「ヴェリブ」がスタートしたようだ。
渋滞緩和政策として、「自転車に乗ろう」キャンペーンが始まったとは聞いていた。
ジヴェルニーツアーでお世話になったHISのブログに詳しく使用方法がありまして。
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ツアーガイドさん自身は利用はしたことはないらしいが、あれ、現金では借りることができないそうだ。

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この駐輪場は、セーヌ左岸のオーステルリッツ駅そば。
30分以内に別の駐輪場に返せばレンタル料が加算されないそうなので、
みんなそれをうまく利用しているそうな。
その為に、頭の中にパリ中の駐輪場の住所が入ってないとね。
自転車は歩道を走ることはできない。車道を斜め横断してよくクラクションを鳴らされていた。ここは橋の上。
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ここはリヨン駅そばの自転車専用レーン。
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(Y.F.)
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by seirisyunou-deux | 2012-07-28 07:16 | 旅(フランス) | Trackback | Comments(0)
ジヴェルニーツアーでは、
まずヴェルノンという小さな町に立ち寄る。
セーヌ川とパリは切っても切れない仲なので、パリ市が管轄しているらしいが、
ディジョン近くに源を発し、大西洋に面したル・アーブルまで蛇行している川だ。
私は、このル・アーブルとルーアンとルノワールの「メゾン・フルネーズ」(↓↓)の舞台である、
シャトゥー島でセーヌに接した。
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そして、又ヴェルノンもセーヌ沿いに面した、
ノルマンディー地方の特色でもある木組みの家が並ぶ町だ。

ジヴェルニーでは、ガイドについて睡蓮の庭を一周し、
その後はフリータイムで、彼の家だった美術館とその前に広がる庭園を楽しむ。
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このふたつで約2時間。
観賞用で作った池は、ある日「池の妖精たちが前に現れ、私はパレットを取り上げた」、
インスピレーションの泉でもあった。
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オン・シーズンだからこそ、花や植物が眼を楽しませる。
それも観光客が溢れ返ろうと黙々と仕事に精を出す、ガーデナースタッフたちのおかげ。

モネのふたりの子供たちは子孫を残さないまま世を去った為、
芸術アカデミーに譲られたわけだが、この貴重な屋敷やコレクションは予算の関係で10年も放置されたのだとか。
モネのファンはアメリカに多いらしく、彼らの寄付でようやく
現在の愛すべき家や庭が維持されるようになったと。

ボッティチェリの「春」には40種類を超える500本の草花が描かれているというが、
モネの描くところの草花は近代だし、その花の種類を特定するのも容易かったのだろう。
数々の絵を参考に、モネ・ワールドを現代に蘇らせた。
こちらのサイトでは壁ぎっしりの浮世絵コレクションについても面白詳しい。
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昼の1時前あたりに、朝の集合場所近くで解散。
ルーブル美術館前のリヴォリ通りは既に観光客でごった返していたが、目もくれず、
頭の中は既にパリを出ることしか考えてなくて、メトロの駅に急ぐ。
ホテルに戻って荷物をピックアップし、
私にとって、新しい駅であるベルシー駅へ。
前回はTGVでパリから南仏に抜け、その後友人の住む中央部へ北上した為、
知らなかっただけなのか。いや、でもそこからリヨン駅へ到着したはず。。。
リヨン駅で「ベルシー駅は?」と訊いたポリスも知らなくて、
一体どんなポジションなんだよ~?
リヨン駅に従属するので、主要なターミナル駅とはみなされないらしいが、
メトロではリヨン駅から1駅離れたところにある。
スーツケースごろごろ、なんと900mも歩かされました~(T_T)

予め調べておいたタイム・テーブルではジャスト2時発の列車があり、
この900mのおかげで余裕もなかったのだが、
もし1本遅らせるしかなかったら、駅構内でゆっくりランチをするつもりだった。
だって、この日は朝食を取る余裕もなくツアーに参加し、
バスの中で板チョコとミネラルウォーターを口に入れただけ。
が!結局、「急いで」とチケットインフォのお姉さまに急かされて、
なんとか2時に駆け込みセーフ。
ランチも取れずに、よかったんだか、悪かったんだか。

で、パリから2時間弱のヌヴェールという町に到着。
この日の食事がここパリ⇔クレルモン・フェランの中間に位置する町での、
ケバブとシュウェップスの1回(8.10€)だけなんて;;;;
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空腹の極みだったので、美味しかったですけどね♪
眠ったような町の駅前にはなぜかケバブ屋が繁殖するように並び、
人のよさそうなケバブ親父の店に入ったのだが、
ちょうどツール・ド・フランス放映中で、それに夢中な客が
どんどんリラックスしていって、とうとう椅子に寝転がって奇声をあげながら応援していた。

久しぶりのロワール川はセーヌを抜いてフランス一長い川という。
あの、「古城ツアー」で見たロマンを微塵も感じさせない無機質な川でしかなかった。
セーヌ川同様、町々によって見せる川の表情はかくも異なるものなんだ。
よって、ヌヴェールはただの通りすがりの町で終わった。

(Y.F.)
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by seirisyunou-deux | 2012-07-27 06:58 | 旅(フランス) | Trackback | Comments(0)
パリのメトロはいつも文化を写す鏡。
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1号線はやはり充実していて、ドアも自動だし、
6年前でも日本語のアナウンスがあった。
「荷物はしっかり持って、スリにお気をつけ下さい」みたいなご丁寧な、他の言語ではありえない内容だ。
今回気づいたことが2点。
何分後に列車が到着するかを知らせる
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これはメトロ8号線のBalard駅の8:32の時点で、
最初の列車は3分後に来るし、その次は6分後に。
メトロ1号線の最初の車両に運転席がない
揺れていてわかりにくいが、先頭車両で大きなガラス張りのみ。
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この下の見えない位置に運転士が座っているのか?
あるいは全くのオートマチック?(←線路に何があるかわからないのでそれはないよねぇ)

10枚1セットのカルネ(12.7€)を初日に購入し、最終日に使い切った。
たかだか10回乗っただけなので、結論付けもできないのだが、
メトロの風物詩であるアーティストの数が減った?
同じフルーティストが通路にて、CDの助けも借りて演奏しているのを2回見ただけ。
以前はメトロ車内のポール2本に布を通して、指人形でドラマやってたりして楽しんだが。
規制が厳しくなったのかなぁ。
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ホテルを6時半という早朝にチェックアウト後、メトロ1号線でルーブル方面へ向かう。
パレ・ロワイヤル広場7時半出発のジヴェルニーツアーに申し込んでおいたのだ。
ちなみに1号線は東のヴァンセンヌの森から西はラ・デファンスまで、
右岸を東西に横切っている。
リヨン駅、バスティーユ、ホテル・ド・ヴィル(市役所)、シャトレ、
ルーブル、コンコルド広場、シャンゼリゼ通り、凱旋門・・・とパリの主要なライン。

夏の早朝は涼しいね、どころじゃない。
薄着じゃ寒くて、風除けにまだ機能していた公衆電話ボックスに入り、集合時間を待つ。
私ひとり参加でもちゃんとツアーとして成り立つよね、と妙な確信で行ったのだが、
蓋を開けたら、私を含め19名の日本人。ひとり参加は他に2名いた。
ガイドさんは同世代の日本人女性。
ドライバーさんは寡黙な黒人男性。
初対面のようで、ドライバーさんのケータイ番号を訊いていた。
(これが早速ジヴェルニー観光終了後に役立つのよね。
バスに戻ってきても、ドライバーさんがカフェに行ってて閉まってたのだ。やはりここはフランス^^;;)

最初にイヤホンを渡されたので、観光途中ガイドさんと距離ができてもちゃんと声が聴こえて安心。

ジヴェルニーはパリ北西に位置する、これ又イル・ド・フランスのひとつ。
86歳でこの世を去った印象派の画家クロード・モネが、
一生のうちの半分住んだ、つまり43歳から住み始めた終の棲家がある。
公共の交通機関で行くには不便で、
しかも花の咲く夏のシーズンしかオープンしていない為、
行きたしと思えどジヴェルニーはあまりに遠し、なのであった。
なので、今回やっと念願叶って幸せ♪

この日は7月12日。
革命記念日まで二日あるのだが、コンコルド広場では大統領観覧席の用意も始まって、
その広場を左手に見て、西に向かう道が封鎖されここで大渋滞。
右に迂回するように警察が指示出しているのだが、
ガンとして譲らない(直進したい)車の主が外に出てなにやら警察と口論中。
すると、しばらくして封鎖を解き、直進可能。あらら。
こんな光景は全然珍しくない、とガイドさん。

スムーズに流れ出す。
警察と軍のそれぞれの車が一丸となって走っている。
これもすべて翌々日の祝祭の準備の一環。
しばらくぶりにコンコルド広場を見、シャンゼリゼ通りを走り、
凱旋門を通過し、ラ・デファンスも遥かに見え・・・なんだかおのぼりさん気分で高揚。
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帰り道では自由の女神像とエッフェル塔を望み、
今更ながらパリに身を置いていることの幸福を噛みしめた。
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埃っぽくてうるさくて緊張感を強いられるストレスなパリだが、
バスから見えるパリは、ヘミングウェイ曰く”パリは移動祝祭日”の時代から
人々を魅了したのだろうと考える余裕を与えてくれた。

(Y.F.)
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by seirisyunou-deux | 2012-07-26 07:31 | 旅(フランス) | Trackback | Comments(0)
シャンティイーではシャトーを堪能した後、馬博物館に行くつもりだったが、
バスから降りたところが博物館の真裏だったので、順序を変更することにする。
ただ、オープンには少し間があったし、11時からホースショーがあるので、
それまで少し腹ごしらえをすることに。
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ブランチの時間だったので、クロワッサンは既におしまい。
タルティーヌ(1.5€)とカフェ・オー・レ(3.36€)を。
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そう、クロワッサンって朝の食べ物なのよね。
日本より線引きキビシイですわ・・・

11時近くに博物館とシャトーのコンビチケット(18€)を購入し、
ショーのある場所へ進む。
18世紀には馬240頭、猟犬 500匹が飼育されていたというその建物の中は、
受付を過ぎると、すぐ厩舎⇒展示室⇒中庭に出てドーム(円天井)の建物へと。
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奥の立ち入り禁止地区では馬の練習場もある。
かなり広大な敷地だ。
1時間のショーはまず、2人の女性美人騎士が馬上の人となり、サークルを回りながら博物館の由来を話す。
休憩を入れた後、馬の特技を披露。
斜め歩き、お座り、後ろ歩き、ターンを・・・
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さらに休憩後、当時の貴族の衣装を身にまとった演劇仕立てのスペクタクルを。

観覧席の一番前に陣取って、馬のよだれや眼なんか間近に見てしまったので、
物言わぬ動物たちの献身や諦めや哀しさ・・・なんかがうちのネコとダブりました^^;;
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次に長い散歩道を歩いてシャトーへ。
16世紀建造されたルネッサンス様式の優美な城。
コンデ公という大貴族の所有物で、庭園はヴェルサイユ宮殿の庭の設計士ル・ノートルが手がけた。
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18世紀以前の絵画ではルーブルに次いでフランスで2番目の所蔵数・・・
とあれば、フランス革命においていかに糾弾の対象になったことか。
今回その革命記念日(7月14日)を旅の途中に迎えたものだから、ある種の感慨が。
シャトー、庭園、池、森、厩舎、散歩道、ダービー競技場、と
観光する者にとってはその一続きの小宇宙に半ば酔いしれることができるほどだが、
当時平民たちは足を踏み入れることも叶わず、一粒の糧に喘いでいたのだから。

ジェラール・ドパルデューの「宮廷料理人ヴァテール」(’00)の舞台がここらしい。あら、観てるわ。
ルイ14世を招いて催された、歴史に残る3日3晩の目も眩む大饗宴を芸術家として指揮し、王を感嘆させた。
(3日間の費用は現代の日本円に換算すると3兆5714億円!)
ラファエロの絵画が3点あり、その数だけでもルーブルに匹敵するという。
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                             ( 三美神)
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                          (オルレアンの聖母子)

・・・改めてフランスの”遺産”ってスゴイ。感嘆!

(Y.F.)
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by seirisyunou-deux | 2012-07-25 08:32 | 旅(フランス) | Trackback | Comments(0)
パリ三泊の中日はやはりイル・ド・フランスのシャンティイーへ。
つまり連日パリ脱出。

先日もオリンピックを控えロンドン入りした選手たちが、
11月の東京並みの寒さに震えているとの記事。
「パリナビ」でも「6月はパッとしない天気だったので、7月に期待」とあって、
あら、6月にしなくてよかったわ~と思っていたら、
7月も引き続きのパッとしない天気なのだった。
6年前の6月は南仏中心だったのだが、
カミュの「異邦人」で主人公があまりの眩しさに殺人を犯してしまう、
罪な太陽もかくや、と思われるギラギラな陽射しの洗礼。
パリに戻ればホッと一息ついたが、それでも暑くも寒くもない、
「ベスト・オブ・ベスト」な天候だったのに・・・

今回はスコールのように激しくはないけど、スコールのように短時間の雨が降り、
肌寒さに半袖では過ごせなかった。
タンクトップ着て、
半袖Tシャツ着て、
七分袖のTシャツ着て、
長袖の薄手のカーディガン・・・この4枚を重ね着なんて日本じゃありえんだろー
首にはストール巻いて。この日の朝買ったパンストも常時履いて。
いつもの「前日着たものは着ない」ルールも自ずと破ることになった。
こういうのを”背に腹は変えられない”。

パリ北駅から急行で30分のシャンティイーは貴族が所有していた優雅な城と庭園が見られる街だ。
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そして馬の博物館があり、広大な芝生では仏ダービーが開催される。
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よく「ひとり旅できてすごいねー」と言われるが、
その実態は謎だらけだ(笑)
前日のプロヴァンの駅で帰りの切符が買えずに(駅長はマシンが故障していると言っていた;;;)、
「あ、そうか、行きの切符が往復だった」と思って、躊躇もなくパリ東駅のコントロールを通過したが、
やっぱり払った金額はどうしても片道としか思えない。
「往復を」と言ったのに、おしゃべりしていたスタッフが呈示した金額は安くてあれ?と一瞬思ったものだ。
あれはなんだったんだろう?

この日もシャンティイー駅の左手にバスセンターがあり、ちょうどバスが来たので
乗ったのはいいけど、サングラスかけた若いドライバーの言うフランス語はさっぱり。
”Chateau de Chantilly?”(シャトーには行きますか?)の質問に、
ウィでもノンでもなく、長々と説明したあげく降りろという感じでもないので、
いいんだろうと乗車代を払おうとすると、いらないという仕草。
サングラスの奥の表情が読めないのだ。
バスの本数も多いとは思えないし、さらに田舎の奥に進んでUターンに時間がかかるとイヤだと、
標識を注意深く確認し、右手に行けばシャトーという標識を見た直後、
「シャトー?」と訊くと、「次だ」というジェスチャー。
次で「ここで降りろ」と言う。
あら、やっぱりよかったのかしら、じゃあ乗車券はと財布を出すと、
やっぱり要らないという。
これもなんだったんだろう?
他の地元の客は確かに払っていた。
観光客の乗車賃は城の入場料に含まれるとか・・・?
謎、なぞ、ナゾ・・・(笑)

で、降りたところは「ここはどこ?」状態だ。
「シャトーは?」と訊いた女性が、結果的に馬の博物館の受付嬢で通勤途中だった。
10:30オープンの博物館の正門扉は閉まっていて、裏道を通っていくところだったのだが、
そこは大々的な工事中。石畳を埋めている途中で足場も悪いし、
クレーンもウィーンと音させながら石を運んでいたり、建物の上から水を放出して洗浄したり。
ここを彼女が通るから私も続くのだが、
日本なら「人道」を確保して誘導させるところだ。
工事の人たちは私らに注意もしない。
おお、トレ フランス(フランス的)!

(Y.F.)
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by seirisyunou-deux | 2012-07-24 08:42 | 旅(フランス) | Trackback | Comments(0)
久しぶりのパリの空気はエンドルフィン効果大だ。
幸福感がジワジワ体内を駆け巡り始める。
まあ、旅の初日というか、かの地に到着してから最初に迎える朝は
大抵そうなのだが。

時差の影響か、深夜に一旦目覚めてうつらうつらで迎えた二日目。
朝まだき、
ホテルの窓から道を隔てたパン屋(ブーランジェリ)の灯りが灯っている。
夏至から二週間過ぎた頃でも、夜の10時前にやっと暗くなるあたり。
そして朝は6時には既に明るい。
この時刻がパン屋のオープンになる。

ゴミ収集が来、
鳥がさえずり、
昨夜はホテルに向かう道の右手に座って小銭を恵んでもらっていたひげ面の男性が、
朝にはパン屋横に移動し、
ビルの壁にも鉄道のレールそばでよく見る落書きがあり、
(屋根に上って描いたのだろう)
パン屋のバゲットを袋なしで買って帰る人々がいて・・・
パリの朝の風景は6年前とそれほど変わりないようだ。
大都市特有の匂いと音と空気。

初日はプロヴァン(Provins)へ行く。パリ東駅から1時間半弱。
南仏のプロヴァンスとは全く異なる、パリから日帰りが可能なイル・ド・フランスのひとつ。
2001年12月13日に世界遺産に登録され、
数年前にNHKで「フランス世界遺産の旅」生中継をやっていて、
そこで覚えた地名。
フランスの友人にあらかたのスケジュールを知らせた時に、
「プロヴァンもいいが(同じセーヌ=エ=マルヌ県なら)ヴォー・ル・ヴィコント城がオススメ」
とレスポンス。
でもずっと行きたかったところだったので、初志貫徹。
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これまたNHKだが、好きな「世界ふれあい街あるき」のメロディが脳内を充満しつつ、
あっちこっち足の赴く方に歩いてみる。
地図の左手の旧市街は中世が息づいている。
そして登る道も中世のままの石畳。
ボルドー近くのサン・テミリオンを彷彿とさせたが、
中世のまま⇒段差あちこち・・・ってこと。
健脚がものを言う。
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ところどころに小川もあり、色鮮やかな花々も迎えてくれて
それは楽しい街歩きだった。
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ランチは旧市街の中心のシャテル広場で。14.5€。
アントレはサーモンやサラダ菜やポテトのフレンチドレッシング。サーモンの塩が効いててGood。
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メインはポーク&フリッツ。
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デザートはクリーム・ブリュレ。激うまっ♪ 焦げたキャラメルの舌触りが、ボン・グー♪
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(Y.F.)
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by seirisyunou-deux | 2012-07-23 08:10 | 旅(フランス) | Trackback | Comments(0)
大韓航空のいつもの朝一便(10:30発)で仁川空港へ。
2時間のトランジットを経てパリのCDG(シャルル・ド・ゴール空港)へ。

まずは最初の機内食を。
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食べ散らかしてる途中みたいだけど、実はこれまだ手をつけてない。
ナクチポックン(タコ炒め)。ホンモノは色も見るからにピリ辛。
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中央の大きな器に既にナムルが2,3種入っているので、
ご飯と左上の炒めたタコを混ぜたところ。
キムチもあるにはあるが、どちらも西洋人向けにかなりマイルドな仕上がり。
それとワカメのスープ。

2回目の機内食はオーソドックスなモノ。
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メインはスパゲティにフィッシュボールにチンゲン菜。3つとも甘辛味。
行きも帰りも座席にブランケット、枕やヘッドフォンと一緒に、
500mlのミネラルウォーターが置いてあり、
このテイクアウトした水と左下のパンが翌朝の朝食だった。ま、ひとり旅ってこんなもん( -。-) =3

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パーソナルモニターで観たのは、
ザ・ベスト・エキゾティック・マリーゴールド・ホテル」(The Best Exotic Marigold Hotel)。
これは日本語吹き替え。
「恋に落ちたシェイクスピア」のジョン・マッデン監督。
ジュディ・デンチ、マギー・スミス、ビル・ナイ、トム・ウィルキンスン・・・という大御所たちに
「スラムドッグ$ミリオネア」の主役、若いデーブ・パテールが加わり、
インドのジャイプールのホテルを舞台にした、ちょっとほろ苦いコメディ。

それと「スティング・コンサート・イン・ベルリン」。
歌の合間のスティングのおしゃべりも、字幕のハングルの方がわかりやすい。
幼少の頃、アメリカTVドラマ「ボナンザ」に夢中になり、
「I Hung My Head」という曲はそれにインスピレーションを得て書いた・・・とか
言っていた。

ビデオでなければ音楽やゲームも楽しめるのだが、
音楽は多岐に渡るジャンルがあり、
ワンタッチでいわゆる「お気に入り」にセットできるので、
フライト中、それをリピート聴きすることもできる。

さて。
CDG空港に到着。
RERという高速鉄道でパリ入りすることもできるのだが、
安全を考えて、エールフランスのシャトルバスをもっぱら利用している。
Ligne4のバスがリヨン駅経由モンパルナス駅行き。
リヨン駅界隈のホテルを予約するのが常なので、このLigne4を待つのだが、
来ない来ない・・・30分に1本とあるのだが、1時間近く待った。
おまけに、ドライバーに「往復」(29ユーロ)とフランス語で呪文を唱えるように伝え、
30ユーロを渡したが、「片道」(17ユーロ)分としてチケットを発行した。
5ユーロもお得なので、「(これじゃなくて)往復!」とまた呪文。
よくあることじゃないのか、ドライバーがオフィスに電話し始めた。
一度発行したものをキャンセルして再発行がそんなに難しいのなら・・・
めんどくさくなったので、「D'accord」(わかったわ)と諦めた。

旅はこんなことの連続。怒ってはいけない( -。-) =3

(Y.F.)
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by seirisyunou-deux | 2012-07-21 08:44 | 旅(フランス) | Trackback | Comments(0)

ただいま~♪

冷夏のフランスから戻って来ました。
いえ、フランスだけでなくヨーロッパが冷夏のようですよ~
ノルウェーのフィヨルド見物からパリに飛んできた親子と同宿だったんだけど、
「ノルウェーに夏が来ない」と人々が嘆いていたらしいので。

まだ遅い春という感じだったでしょうか。
友人宅がフランス中央山塊部のオーヴェルニュ地方。
フランス唯一の火山があったところで、その火山が太古の昔作り賜うた湖があったりする。
ピレネーやアルプスなど国境に聳える有名な高い山々よりはマイナー。
10月半ばに訪れた時は、もう吐く息が白かったりする。
で、今回の7月。
マダムの赤いカーディガンを借りっぱなしでした。
確実にパリよりは寒い土地。

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                    (ある日の天気予報。朝の気温表示です)

パリだって雨に降られたし、
パリ二日目の朝にはパンストを購入、
毎日洗濯して、帰りのド・ゴール空港で脱ぎました;;
(あちらのパンストは石鹸の箱に似た大きさに、くしゃって感じで入っています。けっこー丈夫で見直した^^)

ま、そんなんで帰国。
途中、日本からのメールでは九州の豪雨や猛暑で喘いでいる・・・内容で、
帰国日が近づくと、今度は逆にブルー。
福岡空港では久しぶりに高湿度の歓迎。
そうよねー、これこれ。
日本の夏はこれです(T_T)

おかげで昨日一日なんだか体がうまく順応せず、
夕食前に2時間ぐらい昼寝を。
時差と高湿度で。
今日からふつーに戻りそうです。
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                      (パリのホテルの窓辺)

(Y.F.)
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by seirisyunou-deux | 2012-07-19 08:57 | 旅(フランス) | Trackback | Comments(0)