There Is No Place Like Home (我が家に勝るものなし)♪

seirisyuno.exblog.jp

北九州小倉在住の  【ハウスキーピングDeux】のつぶやき

<   2016年 09月 ( 1 )   > この月の画像一覧

これ、書きかけてたのに、8月の猛暑は人の気をくじくもの。。。
8月は気持ちだけが空回りして、あれもこれも実行できなかったけど、
良質な映画4本見られたじゃない♪ それでよしとする。

この2本も明日まで。
第88回(2016)アカデミー賞で主演女優賞と助演女優賞を取った二本。

ルーム
a0176188_1745735.jpg

27歳のブリー・ラーソンは
17歳で拉致されて7年間監禁された24歳の女性を演じる。
ほぼノーメイク。
だって、母屋から少し離れた納屋を「ルーム(部屋)」として、
自由もなく閉じ込められ、与えられるのは月曜日に渡される食料のみ。
化粧品など提供されない。当然、外出出来ないわけだから。
冒頭から横にいる5歳の男の子は、拉致した男との間の子供。
ここで出産したってことね。
髪を一度も切られていないので、女の子に間違われそうな可愛い子。

日本でも似たニュースありましたよね。
新潟での10年に及ぶ監禁事件は、母親と同居の男性が起こしたものだったし、
最近では千葉大生が、これまた信じられない状況で拉致・監禁していたし・・・
映画としては、古くはW・ワイラー監督、T・スタンプ、S・エッガーの「コレクター」(’65)が
浮かぶが、
なんとこの映画に影響されて日本で「女子高生籠の鳥事件」なんてのもあったそう。
色眼鏡で見られそうなので、表に出ていない監禁事件ってのがあるのかも。
或は、「進行形」ってのもどこかであるのかも知れない。

「誰でもよかった」・・・よく無差別殺人他事件の犯人の”言い訳”としてあるが、
そうじゃない、自分より非力そうな対象に狙いを定めるのだ。

で、後半は納屋からも男からも逃げ切った母子のその後。
7年ぶりに実家に戻れたものの、両親は離婚して、
母が愛人と同居していた。
娘に会いに来た父は、娘の子供を見ようともしない・・・
拉致された時のまま、時計が止まっていたわけではない。

自由を得て、本来の自分の居場所に戻れて、
「めでたしめでたし」ではないんだな。
しつこいマスコミ、心無い声、価値観の揺らぎ・・・
それでも、最後に自分たちが閉じ込められていた、狭すぎる「ルーム」に足を運んで決別し、
次のステップに移行しようとする意志が表情に出ていたのでよかった。

リリーのすべて
a0176188_1744158.jpg

エディ・レッドメインは去年オスカーを受賞した「博士と彼女のセオリー」を見逃したので、
これがお初。
スティーブ・ホーキングに続き、今度は「デンマークの少女(原題)」、画家のリリー。
続けて実在の人物を演じた。
彼自身は、名門イートン校出身で、ケンブリッジ公ウィリアム王子と同級生なんだって。
あんまり好きな顔ではない。ごめんなさい・・・
 
a0176188_1733460.jpg

うーん、こんな顔(↑)より、こんな顔(↓ ポール・ベタニー)のが好み。
a0176188_1755298.jpg

一方、リリー(アイナー)の妻ゲルダ役はスウェーデン出身のアリシア・ヴィキャンデル。
ちょっとジェニファー・ローレンスにも似てると思う。彼女が助演女優賞受賞。

モガやモボのファッションが随所に見られるので、
これは第二次大戦前。場所はデンマークのコペンハーゲン。
画家夫婦として華やかな生活も享受していたが、
ひょんなことから「ドッキリ」を仕掛けようと、
風景画家の夫・アイナーが女装してパーティに出席したことから、
日常に亀裂が生じ始める。
そして、アイデンティティーに目覚め、自ら「リリー」と名乗り、
世界初の性別適合手術を受けた人物となる。
最後は拒否反応が出て、50歳を前にして死去。
まだ、「性同一性障害」という医学的疾患名すらない時代。
精神科をたらい回しにされ、処方なしと匙を投げられた時代。

視点は常に妻のゲルダ側から。
事実は違うらしいが、映画ではリリーの最期、そばにいて看取る。
助演女優賞では惜しい気もするほど、全面に出て、夫の変化を受け止めている。

なんともドラマチックな二本立てでした~(遅まきながらアップできてよかった('◇')ゞ)

【家のお片付けや家事代行のご要望はこちらへ==>Deux】
[PR]
by seirisyunou-deux | 2016-09-08 17:07 | 映画(昭和館) | Trackback | Comments(0)