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There Is No Place Like Home (我が家に勝るものなし)♪

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北九州小倉在住の  【ハウスキーピングDeux】のつぶやき

白夜のロシア旅行♪-初日➃

久しぶりのツアーは私ら除いて23名。
ひとり参加が一名いた。
友人もイギス旅行にひとり参加したが、聞いた時は「へーえ」だった。
(私はひとりで参加する位なら個人で行く、と決めてたから)
ところが今や参加者全員「おひとり様」だけのツアーもあるらしい。
私のクライアントがシンガポールの「バリアフリー」ツアーに参加されたことで、
杖や車椅子などを日常利用する方々だけの、
サポーター付きの無理のないゆったりツアーの存在を知る。
「その体で旅は無理でしょ」の一言で片づけられてしまいがちだが、誰にでも旅への欲求はある。
それが形になったことで、高齢者になっても旅に出ていいんだという安心材料は出来た。

そんな旅行会社サイトで「おひとり様」ツアーのタブを目にした。
これも「行きたいのに個人では非効率、ツアーでひとりは孤立して寂しい」の声で
生まれたツアーなんだね。
「ツアー」そのものを最近ググってなかったので、
知らない間にツアー旅行のスタイルも多様化したのねー

カーブスで知り合った自称”後期高齢者”はいつもひとり参加という。
あるツアーで仲良くなった「おひとり様」同士3名とその後連絡を取って、
別のツアーに一緒に行ったりもするけど、基本「ひとり部屋」だと。
今年1月にタヒチ経由でイースター島へ。成田発チャーター便も満杯。
3月にはイスラエル&ヨルダンへ。「インディ・ジョーンズ」のロケ地のペトラ遺跡では950段もの石段を上った。
8月に中国の九塞溝周辺をトレッキング。一度「観光」には来ているけど、それ以上の楽しみを求めて。
10月にはアイスランド。オーロラはカナダで既に見ているから、氷河ハイキングを楽しみたい。
・・・高齢者にありがちな「ここが痛い。ここツラい」の話は彼女から出ない。
でも「私には後がないからね。行けるうちに行かなきゃ」の精神だ。
私は歳取ったら国内旅行へ、と漠然と考えているのだが、
彼女は亡きご主人が転勤族だったので、国内はもう十分だと。

今回サンクトペテルブルクのホテルで、女性ふたり組が別々に個室を取っているのを垣間見、
彼女たちも案外そんなパターンかもと想像したりした。
ツアーで知り合った同士の再ツアー。昼間の感動を伝え合いたいけど、夜はひとりで寝たい・・・
そのうちのひとりとおしゃべりする機会があったが、
ゆったり一か所ヴァカンスを楽しみたいご主人と、観光を楽しみたい彼女とは意見が合わないそうだ。
なので早々見限った(笑)?

又、初海外がソ連だったという女性は、
「アジア(の近距離)はもうちょっと歳取ってからね」だって。
うーん、1968年にソ連に行ったってことなので、私より確実に年上だとは思うが元気!
秋にウィーンにオペレッタを聴きに行く予定だという。
いつものように夫婦で。ちらりとご主人を見て「誰かさんは又寝るかも知れないけど」。

シャッフルされたランチタイムの席でおしゃべりした人たち。
あるご夫婦に
「何か旅のトラブルはありませんでしたか?」と質問向けると、
ミャンマーでは飛行機が飛ばずに帰国が一日遅れ、
スリランカでは熱射病でダウン、但し、部屋に呼んだ医者から
「一緒に写真を撮って」と言われピースサイン。これ、「日本人を治しました」の宣伝に使う?
ペルーでは高山病にやられ、手、次に足が震えて硬直、又もや医者を呼ぶ羽目に。

自称”後期高齢者”がこなした世界中の観光地を挙げると、「行きました」ばかりだ。
南アフリカは?インドは?エジプトは?バルト三国は?北欧は?チェコは?
キューバにも今年1月に行ってきたばかりだと。
オバマさんが去年キューバと劇的に国交を結んで、
アメリカとキューバ間が直接飛行機で移動できるようになるかと思ったけど、
政権変わりましたからね。

知らなかったが、イランとアメリカも仲悪いので、パスポートに相手国のスタンプが
押してあると入国出来ないんだとか。
今の政権変わらない限り、アメリカへはないな。
イランの遺跡には以前から興味はあり。

写真を整理すると、あちこちにツアーメンバーが隅に写っているのを見つけ、
誰ともアドレス交換しなかったので二度と会うことがないだけに、
日本のあちこちで元気で過ごされていることを祈っている。
いや、ひとりは今頃ヴェトナム&カンボジアだ。
「一週間後に行くのよね」と言われ、
「ロシアと逆じゃなくてよかったですね。だって、パスポートが手元になかったから」
「ホント、そうなのよー」
いや、現実問題、ロシアのヴィザ取得中、他の国にどこにも行けないじゃないか!

添乗員のTさん曰く、「ロシアは楽な方です。みなさん旅慣れた方ばかりですから」が納得。
逆に、初海外旅行の地として選ばれることの多い、フランスとイタリアがかなりの緊張を強いられるんだとか。
そんな彼女も次のフランス5日間の添乗が決まっていて、
パリ⇒モン・サン・ミッシェル⇒ロワール川古城めぐり⇒パリのルートだそう。
契約社員なので、冬にはあまり声がかからない反面、夏のベストシーズンは働かせて頂く、と。

モスクワ⇒サンクトペテルブルクの列車「サプサン号」乗車中、
ビュッフェ車両で歓談していた韓国人アジュンマ(おばちゃん)たちに話しかけてみた。
「ロシアは三日間」というので心底驚いた。三日間で行って帰って来れるのかと。
なんてことない、ロシアを皮切りに、北欧をフィンランド、スウェーデン、ノルウェーと
東から西に移動、最後はアムステルダムから帰国するという。
10日間のクリスチャンの集いの旅行。

サンクトペテルブルクのあるレストランのトイレの列待ちの間、
中国系の姑姑(おばちゃん)に話しかけてみた。
台湾からのツアーで、
バルト三国とポーランドを経て、このロシアが最後、明日帰国という。13日間。
いろんなコースがありますねー

出発前日の朝日の土曜版「be」のアンケートが
タイムリーなことに「旅行するなら国内?海外?」だった。
私は断然海外派なのだけど、
理由は「世界遺産」よりも「異文化への関心」だな。

ちなみにロシアは「世界遺産の数」が9位だそーです。
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・モスクワのクレムリンと赤の広場
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(クレムリンってモスクワがここ(←彼女が杖を立てて置いたところ)ならどっち側?
と訊かれました、年配の方に・・・。町の名前じゃないです^^;;)
・サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群
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このふたつが行けてよし、としたかったのだが、
「地球バス紀行」で出て来た、キジ島の木造教会にも今は惹かれます♡
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by seirisyunou-deux | 2017-07-05 20:12 | 旅(ロシア)

by 藤崎 裕子