2017年 07月 15日
白夜のロシア旅行♪-三日目①
モスクワ観光二日目にして最終日。
トレチャコフ美術館観光の後はランチして、列車でサンクトペテルブルクへ移動
というスケジュール。
私の朝食。ニシンの酢漬けはオイシイ。
旅のパートナーは朝から食欲旺盛。ライ麦パンは分けてもらった。
ホテルのレストランへのアプローチの壁に掛かっている白黒写真。
1950年代あたりの赤の広場だろうか。
そうそう、あの巨大な広場に緑やベンチがあってもいいのに。
今日は☀。
トレチャコフ美術館に行く途中のモスクワ川沿いのこと。
南イタリアのバーリから聖ニコライの遺骸が、
救世主ハリストス大聖堂(モスクワ総主教直轄の首座聖堂)に空輸され、
その遺骸を一目見ようと、全ロシアから訪れた信者たちの長い長い長い、
あまりに長~い列をバスから見る。
バーリの守護聖人聖ニコライはサンタクロースの元とも言われる。
ロシア正教会のキリル総主教とローマカトリックの法王が930年ぶりに和解し、
今年5月から7月まで聖ニコライの遺骸を貸し出してくれたのだという。
「ミラ・リキヤの大主教奇蹟者聖ニコライ」として正教会で篤く崇拝されているのだとか。
聖堂入口から数キロの人の列。
最後尾は一体何時間待てば遺骸を前にひれ伏すことが出来るのか。
7月12日までモスクワで、その後は第2の都市サンクトペテルブルクで同28日まで公開。
期間限定で遺骸を空輸・・・アンビリーバボーな話だがあり得るのね。
トレチャコフ美術館:モスクワの商人パーヴェル(弟)とセルゲイ(兄)のトレチャコフ兄弟が
自邸に開いた美術ギャラリー。
前庭にある銅像はパーヴェル・トレチャコフ。
毛織物業で巨万の富を得、24歳の時より美術の蒐集を始める。1854年のこと。
屋敷を美術館として改造した後、1892年に私邸ごとモスクワ市に寄贈する。
現在、世界遺産となったノヴォデヴィチ墓地にフルシチョフらと共に眠る。
カタログを買わなかったので、写真でしか追えないけど。
ロシアの19世紀の画家イヴァン・クラムスコイ「忘れえぬ女」。
サンクトペテルブルクのフォンタンカ川にかけられた最初の橋「アニチコフ橋」が背景。
別名「見知らぬ女」なので、画家は彼女について全く言及していないとか。
同じく彼の「砂漠でのキリスト(考古学の絵)」。
砂の質感が緻密ですごい。
イリヤ・エフィーモヴィチ・レーピンの「クルスク県の復活大祭の十字行」。
19世紀の画家だが、貴族の肖像も歴史絵巻的なシーンも書く。しかもリアルに。
レーピンで有名なのは「ヴォルガの舟曳き」。これはサンクトのロシア美術館が所蔵。
たかだか11人で船を曳く、その過酷な作業をカンバスに。
ロシア民謡「ヴォルガの舟歌」の歌詞が浮かぶ。
ワシーリー・スリコフの「ストルレッツ処刑の朝」。
これはワシリー大聖堂とクレムリンの壁を前にした、なにか奴隷の売買みたいな出来事。
ズームインすると人々の表情に希望が見えない。
作者不明(私がメモしなかっただけ)だけど、心にズームインして来た絵画たち。
ロシアのイコンの傑作であるアンドレイ・ルブリョフ。
15世紀に描かれた「至聖三者」。
こんなに一度にイコンを見られた!
絵が描かれた板も年月を経て朽ちかけてもいるんだけれど、
崇高な絵を前にしてただひれ伏すしかない。
【家のお片付けや家事代行のご要望はこちらへ==>Deux】
トレチャコフ美術館観光の後はランチして、列車でサンクトペテルブルクへ移動
というスケジュール。
私の朝食。ニシンの酢漬けはオイシイ。
旅のパートナーは朝から食欲旺盛。ライ麦パンは分けてもらった。
ホテルのレストランへのアプローチの壁に掛かっている白黒写真。
1950年代あたりの赤の広場だろうか。
そうそう、あの巨大な広場に緑やベンチがあってもいいのに。
今日は☀。
トレチャコフ美術館に行く途中のモスクワ川沿いのこと。
南イタリアのバーリから聖ニコライの遺骸が、
救世主ハリストス大聖堂(モスクワ総主教直轄の首座聖堂)に空輸され、
その遺骸を一目見ようと、全ロシアから訪れた信者たちの長い長い長い、
あまりに長~い列をバスから見る。
バーリの守護聖人聖ニコライはサンタクロースの元とも言われる。
ロシア正教会のキリル総主教とローマカトリックの法王が930年ぶりに和解し、
今年5月から7月まで聖ニコライの遺骸を貸し出してくれたのだという。
「ミラ・リキヤの大主教奇蹟者聖ニコライ」として正教会で篤く崇拝されているのだとか。
聖堂入口から数キロの人の列。
最後尾は一体何時間待てば遺骸を前にひれ伏すことが出来るのか。
7月12日までモスクワで、その後は第2の都市サンクトペテルブルクで同28日まで公開。
期間限定で遺骸を空輸・・・アンビリーバボーな話だがあり得るのね。
トレチャコフ美術館:モスクワの商人パーヴェル(弟)とセルゲイ(兄)のトレチャコフ兄弟が
自邸に開いた美術ギャラリー。
前庭にある銅像はパーヴェル・トレチャコフ。
毛織物業で巨万の富を得、24歳の時より美術の蒐集を始める。1854年のこと。
屋敷を美術館として改造した後、1892年に私邸ごとモスクワ市に寄贈する。
現在、世界遺産となったノヴォデヴィチ墓地にフルシチョフらと共に眠る。
カタログを買わなかったので、写真でしか追えないけど。
ロシアの19世紀の画家イヴァン・クラムスコイ「忘れえぬ女」。
サンクトペテルブルクのフォンタンカ川にかけられた最初の橋「アニチコフ橋」が背景。
別名「見知らぬ女」なので、画家は彼女について全く言及していないとか。
同じく彼の「砂漠でのキリスト(考古学の絵)」。
砂の質感が緻密ですごい。
イリヤ・エフィーモヴィチ・レーピンの「クルスク県の復活大祭の十字行」。
19世紀の画家だが、貴族の肖像も歴史絵巻的なシーンも書く。しかもリアルに。
レーピンで有名なのは「ヴォルガの舟曳き」。これはサンクトのロシア美術館が所蔵。
たかだか11人で船を曳く、その過酷な作業をカンバスに。
ロシア民謡「ヴォルガの舟歌」の歌詞が浮かぶ。
ワシーリー・スリコフの「ストルレッツ処刑の朝」。
これはワシリー大聖堂とクレムリンの壁を前にした、なにか奴隷の売買みたいな出来事。
ズームインすると人々の表情に希望が見えない。
作者不明(私がメモしなかっただけ)だけど、心にズームインして来た絵画たち。
ロシアのイコンの傑作であるアンドレイ・ルブリョフ。
15世紀に描かれた「至聖三者」。
こんなに一度にイコンを見られた!
絵が描かれた板も年月を経て朽ちかけてもいるんだけれど、
崇高な絵を前にしてただひれ伏すしかない。
【家のお片付けや家事代行のご要望はこちらへ==>Deux】
by seirisyunou-deux
| 2017-07-15 17:53
| 旅(ロシア)