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There Is No Place Like Home (我が家に勝るものなし)♪

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北九州小倉在住の  【ハウスキーピングDeux】のつぶやき

白夜のロシア旅行♪-五日目①

ホテル9Fで朝食。
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ひとり参加の女性と同席。彼女が「シャンパンありますよ~」と誘惑^^
「朝シャン」なんて人生初だ。これからの観光に差し障りがあるとマズいので少量。
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早くも最後の観光日。
ロシア旅行を決めた最大の目的である、エルミタージュ美術館は午後から。
それこそロシア旅行最後の観光地ということになる。

サンクトペテルブルク、見所多いなー
ロマノフ王朝の貴族の遺産や教会を、
貴族を処刑し追放したソ連がちゃっかり観光に利用(とてもスマートではないが)、
さらに開放的になった現在のロシアがうまく活用。
だって、ソ連時代初海外でレニングラードを訪問した、ツアーのメンバーさん、
「血の上の教会」が気になり、「あれは何ですか?」「倉庫です」とそれ以上の質問をシャットアウトしたらしい。
社会主義体制は宗教を禁止。政府の指令で1930年代初期に教会は閉鎖。
第二次世界大戦中は野菜倉庫、
戦後は近くのオペラ劇場のための倉庫として使用されたそうな。
1997年8月、60年ぶりに公開されて以来、観光の目玉のひとつとなる。


最初の海外旅行はフランスかイタリアが多い、とはガイドさんが伝えてくれた話。
でもパリやローマのように、歴史的にも意義があり、
なので歴史を知って街歩きをするとグンと楽しくなり、
私が大好きなポイント「水」の風景(川あり運河あり噴水あり)もあり、
歩き疲れたなら欄干にもたれて、水路を行き交う船をぼんやり眺めるってこともあり、
郊外にも見所があり(「世界ふれあい街歩き」なら「ちょっとより道」コーナーに相応しい)。
ロシア料理も「座ると自動で出て来た」メニューだがどれも美味しく、
フラッと入ったレストランでもそんなにハズレなさそう。
こんなステキな街、もう少し行きやすくすればいいのに!
とは言え、オンシーズンなので観光客はどこも込み込み。
どこもここも入場には待たされるし。

難点は冬には訪れがたいということだな。
なので夏に集中する。
知り合いは2月にビジネスクラスを往復使っても、今回の旅費よりお釣りの来るツアーで。
見せて頂いたアルバム、背景が雪だったり曇天だったり。それはちょっと寂しい。
後、キリル文字の氾濫も私には難点だ。

まずはエルミタージュ美術館のある広場へ。
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本格的な観光は午後なので、たかだが5分の停車。
ホテルの9階レストランからも遠くに見えたイサク寺院が目の前の広場へ。
ニコライ一世像(青銅の騎士)。
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勇んで踏み上げた前脚を下ろす場所がない姿は、ロシアの象徴だと皮肉られることもあるとか。
それから橋を渡って、ネヴァ川対岸のエルミタージュ全景が見えるスポットへ。
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ここに立つロストラの灯台柱:海戦勝利記念柱。
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ネヴァ川の航路の安全のために19世紀初頭に設置された。高さ約32m。

このそばのお土産屋さんではモスクワと違って、30分程ゆったり時間を取ってくれたので、
みなさんの高まっていたフラストレーションも抑えられた模様。

血の上の救世主教会。
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上が正面(出口)で、下が裏の入口。
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公式名は、ハリストス復活大聖堂。
皇帝アレクサンドル二世が1881年爆弾テロにより暗殺された場所に建てられた為、この名が。
次男であるアレクサンドル三世(長男は早逝)が弔いを込めて建築開始。
ところが完成に間に合わず、アレクサンドル三世は病死。
完成を見たのは、彼の長男であるニコライ二世。暗殺されたアレクサンドル二世の孫。
彼こそがロマノフ王朝最後の皇帝だ。
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明治時代に来日、大津で警備に当たっていた警官から斬り付けられた「大津事件」の主。
「エルミタージュ幻想」(’02)でも最後の方に4女1男の子供たちとの食事シーンがある。
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             (左から二番目がアナスタシア)
イングリッド・バーグマン主演の「追想」(’56)では、
第四皇女アナスタシアらしき記憶喪失の女性を、
ロマノフ王朝遺産がらみでうまく利用しようとする元将軍ボーニン(ユル・ブリンナー)。
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当時巷に流れていた噂を元に映画化されたが、
最終的にDNA鑑定で本物の皇女ではないと結論付けられたらしい。
ニコライ二世一家が殺害されたエカテリンブルグは現在ロシア第五の都市らしいが、
JALのフライトMAPに載ってた。
ロシア大陸を縦に四分割したとして、一番西のラインあたりだが、モスクワから飛行機で2時間半。
ロシアは広い!何度だって繰り返す!

さて。
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血の上の救世主教会・・・名前はおどろおどろしいが、ロシア正教のフォルムはやはり好き。
内部のモザイクも秀逸。
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エルミタージュ前の広場や血の上の教会出口あたりに、王朝時代のコスチュームの人々を見かける。
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「世界ふれあい街歩き」などで、時々公務員のガイドだったりするが、
どうやらここは「一緒に写真を撮ってあげて小遣い稼ぎをする」輩たちのよう。
写真を間近で撮ろうとすると、くるりと後ろを向かれる。なので望遠で。
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by seirisyunou-deux | 2017-07-29 08:20 | 旅(ロシア)

by 藤崎 裕子