2017年 07月 30日
白夜のロシア旅行♪-五日目②
聖イサク寺院。
これもイタリア人建築家アントニオ・リナルディによる大聖堂だそう。
エカテリーナ二世の勅命で。
何度かここで出て来た第二次大戦中の「レニングラード攻防戦」だが、
黄金のドームはドイツ軍にとって絶好の標的と成り得たため、ソ連は灰色に塗ったのだとか。
そしてソ連時代は博物館として利用され、ロシアになって教会として復活。
現在はドームのてっぺんを修復中。
高さ102m、面積が800平方m、収容人数は14000人の世界最大級の聖堂。
寺院を建築するのに多くの労働者が投入された・・・というCG。
ロシア正教ではカトリックやプロテスタントと違い、祈る為の椅子がないのだそう。
十字の切り方もカトリックと反対だという。
親指、人指し指、中指の三本を使い、額→おへそ→右肩→左肩で。
カトリックは指を指定せず全体に伸ばした状態で、額→おへそ→左肩→右肩。
ランチ。
聖イサク寺院~ランチ場所~エルミタージュ美術館の移動は徒歩で。
前菜:ボルシチ
メイン:今見るとしょぼいが、白身魚のフライにタルタルソース、野菜の酢漬け、ロシア米(?)。
デザート:リンゴのシナモン煮
いよいよエルミタージュ美術館。
うーん、やはり美術館は朝イチの体力で臨みたかったが・・・
エルミタージュ(Hermitage):フランス語で「隠れ家」「遁者/世捨て人の部屋」を意味するという。
エカテリーナ二世が作らせた、「隠れ家」どころかあまりに堂々とした外観で人目を惹く。
5つの建物(小、旧、新、劇場、冬宮殿)から成る建物が本館。
エカテリーナ二世自身、ロシア人の血は一滴も混じっておらず、ドイツからお嫁入り。
そんな彼女が故郷であるドイツの美術品を買い取ったのが、コレクションの始まり。
ロシアとドイツって何かと因縁のある二国なんだね。
ちなみに夫ピョートル三世とは仲悪かったようで、彼の死後だけでなく生前より愛人がいたらしい。
世界四大ミュージアムのひとつ。
パリのルーブル、ロンドンの大英博物館、ニューヨークのメトロポリタン。
(ルーブルしか他に制覇していない私は、まだまだ旅する目的はあるのよねー)
台北の故宮博物館も入ってたりするので、別に明確な定義があるわけじゃない。
でも紛れもなく、世界に誇れるミュージアム、それがエルミタージュ。
杏がガイドするエルミタージュ美術館のドキュメンタリーを見ていたら、
ネズミの駆逐用に猫を地下室で飼ってるというエピソードがあって、
スタッフが休憩する中庭にはこんな看板があるらしい。
あー一匹も猫見なかったよー(T_T)
2014年12月、近接する旧参謀本部の建物を改修して新館がオープンし、印象派を中心に展示。
例えば6年前にロシアに行った知人は印象派をどこで見たんだろう?
近接であって、隣りの建物ではないので、一旦出て広すぎる広場を2~3分歩かないと、印象派に出会えない。
一歩外へ出るので、本館の再入館も不可だ。
エルミタージュに4時間を設けたツアーなので気に入ったのだが、二者択一出来る。
①後半この新館をガイドと一緒に観光
②後半添乗員付きで本館自由行動
こういうフレキシブルなところもいい。
(広場の馬車を撮ったら、背景の建物が新館だった)
(新館から本館を遠くに見る。広場ではアクロバティックなパフォーマンスの練習中)
レオナルド・ダ・ヴィンチが2作。
10枚程の数少ない絵画のうち「リッタの聖母」「ブノアの聖母」がある。
壁に二枚掛けられているのではなく、衝立に表裏。
レンブラントの「ダナエ」。
これに再会するのに40数年経て、やっと観に来られました。
タイミングが悪ければ、1985年に男から硫酸をかけられ、
12年もかかった修復の為に見られなかったかも知れないし、
(その為にペットボトル持ち込み禁止だという)
まさかと思うが、福岡で見たように、どこか世界の一都市で開催される展覧会に貸し出されていたかも知れない。
ダナエ:父であるアルゴス王アクリシオスによって青銅の塔に閉じ込められたが、
ゼウスは黄金の雨になって塔に入りダナエと交わった。
そうして生まれたダナエの子がペルセウス・・・というギリシア神話がベース。
これはティッツアーノの「ダナエ」。似た構図がいくつかあるがその一枚がエルミタージュに。
これはクリムトの「ダナエ」。
【家のお片付けや家事代行のご要望はこちらへ==>Deux】
これもイタリア人建築家アントニオ・リナルディによる大聖堂だそう。
エカテリーナ二世の勅命で。
何度かここで出て来た第二次大戦中の「レニングラード攻防戦」だが、
黄金のドームはドイツ軍にとって絶好の標的と成り得たため、ソ連は灰色に塗ったのだとか。
そしてソ連時代は博物館として利用され、ロシアになって教会として復活。
現在はドームのてっぺんを修復中。
高さ102m、面積が800平方m、収容人数は14000人の世界最大級の聖堂。
寺院を建築するのに多くの労働者が投入された・・・というCG。
ロシア正教ではカトリックやプロテスタントと違い、祈る為の椅子がないのだそう。
十字の切り方もカトリックと反対だという。
親指、人指し指、中指の三本を使い、額→おへそ→右肩→左肩で。
カトリックは指を指定せず全体に伸ばした状態で、額→おへそ→左肩→右肩。
ランチ。
聖イサク寺院~ランチ場所~エルミタージュ美術館の移動は徒歩で。
前菜:ボルシチ
メイン:今見るとしょぼいが、白身魚のフライにタルタルソース、野菜の酢漬け、ロシア米(?)。
デザート:リンゴのシナモン煮
いよいよエルミタージュ美術館。
うーん、やはり美術館は朝イチの体力で臨みたかったが・・・
エルミタージュ(Hermitage):フランス語で「隠れ家」「遁者/世捨て人の部屋」を意味するという。
エカテリーナ二世が作らせた、「隠れ家」どころかあまりに堂々とした外観で人目を惹く。
5つの建物(小、旧、新、劇場、冬宮殿)から成る建物が本館。
エカテリーナ二世自身、ロシア人の血は一滴も混じっておらず、ドイツからお嫁入り。
そんな彼女が故郷であるドイツの美術品を買い取ったのが、コレクションの始まり。
ロシアとドイツって何かと因縁のある二国なんだね。
ちなみに夫ピョートル三世とは仲悪かったようで、彼の死後だけでなく生前より愛人がいたらしい。
世界四大ミュージアムのひとつ。
パリのルーブル、ロンドンの大英博物館、ニューヨークのメトロポリタン。
(ルーブルしか他に制覇していない私は、まだまだ旅する目的はあるのよねー)
台北の故宮博物館も入ってたりするので、別に明確な定義があるわけじゃない。
でも紛れもなく、世界に誇れるミュージアム、それがエルミタージュ。
杏がガイドするエルミタージュ美術館のドキュメンタリーを見ていたら、
ネズミの駆逐用に猫を地下室で飼ってるというエピソードがあって、
スタッフが休憩する中庭にはこんな看板があるらしい。
あー一匹も猫見なかったよー(T_T)
2014年12月、近接する旧参謀本部の建物を改修して新館がオープンし、印象派を中心に展示。
例えば6年前にロシアに行った知人は印象派をどこで見たんだろう?
近接であって、隣りの建物ではないので、一旦出て広すぎる広場を2~3分歩かないと、印象派に出会えない。
一歩外へ出るので、本館の再入館も不可だ。
エルミタージュに4時間を設けたツアーなので気に入ったのだが、二者択一出来る。
①後半この新館をガイドと一緒に観光
②後半添乗員付きで本館自由行動
こういうフレキシブルなところもいい。
(広場の馬車を撮ったら、背景の建物が新館だった)
(新館から本館を遠くに見る。広場ではアクロバティックなパフォーマンスの練習中)
レオナルド・ダ・ヴィンチが2作。
10枚程の数少ない絵画のうち「リッタの聖母」「ブノアの聖母」がある。
壁に二枚掛けられているのではなく、衝立に表裏。
レンブラントの「ダナエ」。
これに再会するのに40数年経て、やっと観に来られました。
タイミングが悪ければ、1985年に男から硫酸をかけられ、
12年もかかった修復の為に見られなかったかも知れないし、
(その為にペットボトル持ち込み禁止だという)
まさかと思うが、福岡で見たように、どこか世界の一都市で開催される展覧会に貸し出されていたかも知れない。
ダナエ:父であるアルゴス王アクリシオスによって青銅の塔に閉じ込められたが、
ゼウスは黄金の雨になって塔に入りダナエと交わった。
そうして生まれたダナエの子がペルセウス・・・というギリシア神話がベース。
これはティッツアーノの「ダナエ」。似た構図がいくつかあるがその一枚がエルミタージュに。
これはクリムトの「ダナエ」。
【家のお片付けや家事代行のご要望はこちらへ==>Deux】
by seirisyunou-deux
| 2017-07-30 14:43
| 旅(ロシア)