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There Is No Place Like Home (我が家に勝るものなし)♪

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北九州小倉在住の  【ハウスキーピングDeux】のつぶやき

新年に思うこと・・・本について

あけましておめでとうございます。
「いつまでも出来ると思うな親孝行」・・・しましたしましたしましたよ~
ウチは親が正月に来るのですが、どこかで聞いた「来て嬉しい帰って嬉しい」。
帰って行った今、自由を噛みしめております♪

さて。
去年のベストな本は
①翼をください(ラストどころか三度も泣いた(T_T))
②ジヴェルニーの食卓
太陽の棘(ラスト泣いた)
➃カフーを待ちわびて
⑤暗幕のゲルニカ
⑥たゆたえども沈まず
⑦インディペンデンス・デイ
⑧花々
⑨星守る犬
⑩ギフト
・・・と、原田マハ本に夢中になった2017年。順位は①~③までは不動。
十本列挙したけど、まだまだいい本あります。
短編も読んでいて心地いいものばかり。
「たゆたえども沈まず」の新作も読んじゃったし、次が待ち遠しいったら。

入院の時に、スーツケースに原田マハ氏本5冊程入れて、
手術直前まで読み、翌々日にはもう続きを読んだ。
去年心臓にペースメーカーを植込んだ歴女の友人がいる。
「入院中は葉室麟(ご冥福をお祈りします。。。)他いっぱい歴史本を読もうと思う」と言ってたが、
読書の気分にはとてもならなかったらしい。
私はその点、術後回復が早かったのか。
元気になりたい気持ちに拍車がかかる本が多いのだ。
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戦前、アメリカで初めての女性パイロットと、純国産機ニッポン号に乗船した男たち。
「翼をください」は、このふたつの史実を「世界一周」に絡めてクロスオーバーさせた物語だ。
壮大な冒険ストーリーだけど、随所に人々の優しさが細やかに描かれている。
映画を観ているかのように、1シーン1シーンが浮き彫りになる。
私の想像力というより、原田マハ氏の筆力だなぁ。
ホントにみんなに勧めたい一冊。これで温かな涙を流して欲しい。

原田マハ氏以外なら、伊坂幸太郎氏。
⑪ゴールデンスランバー
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2008年度本屋大賞。
これが堺雅人主演で映画化されたのは知らなかった。
ケネディ大統領暗殺関連の本を参考にいっぱい読んだようで、
まるでオズワルド的な主人公。
韓国ではハン・ヒョジュとカン・ドンウォンで映画化。今年公開。

②残り全部バケーション
③フィッシュストーリー
こんな文体が伊坂幸太郎節なんだな。波に乗れるとぐいぐい挑戦したくなる。
どれもこれも、まるで「ウェストサイドストーリー」の「トゥナイトクィンテット(五重唱)」みたい。
最後は全員がひとつに収まる(まるで「トゥナイト」を歌い上げるように←わからないだろうな;;)。

余談だが、
「ラ・ラ・ランド」のプロローグのダンスで「ミュージカルってすごい!」と感激した人たち、
そっかー「ウェストサイドストーリー」の時代はまだ生まれてなかったからなのね。
・・・と同窓会でそんな結論に達したよ(笑)

「読書が趣味」とはとても呼べない昔に対し、
「今年はどんな本と出会えるだろう」とを考えだけでアドレナリンが沸々と湧いて来る現在。
自分としてはいい傾向だ。
映画やドラマを見て原作があることを知った時代より、
今はやはり原作ありきと思えるようになったし。
あらすじわかったので本読まずともいいや、と不遜な考えから、
映像化は原作者の意図から離れているものも多いので、オリジナルの味だけ噛みしめてみよう、と。
以前より比重の高い領域が変わって来た。

今、読みたいのは、
ネコメンタリー@NHK」で金ちゃん銀ちゃんの二匹の猫を飼っている吉田修一氏本。
ハードボイルドはあまり読まないのだが、「私生活」への興味から読んでみたいと。
キッカケがこんなのだっていいと思う。
ひとり暮らしであられる吉田氏のマンションのインテリアもいいんだよ♡
幸せな猫たちめ(笑)

図書館ボランティアをやっているのだが、
「こどもと母の図書館」(父は含まれないのか?ということで今度から名前が変わるそう)が
リニューアルの為一年程閉鎖。
なので、隣りの中央図書館で活動をし始めて、4回目。
それこそ最初から「こどもと母の図書館」を希望したのも、
中央図書館があまりに広くて大変そうだなーと思ったから。
大変ですけど、やはり刺激が違う。
名前の読み方も知らない作家がいっぱいいたりして(配架にウロウロ)、
でも著書がこんなに多いならそれなりに「読める」(何様?)のだろう、
とちょっと頭の片隅にインプットしてみる。
膨大な本の海をたゆたうように動くのも又楽し。
利用したことない人もいるがもったいない話。

文庫本を図書館で扱わないで欲しい、本が売れないから・・・と去年文藝春秋社長からの悲痛な叫びが。
でも、すみません、そもそも私は本自体を買わなくなってm(_ _)m
金銭的なコトに加えて、家にモノを定着させたくなくて。
納税者としての権利で本を借りているが、
お礼にボランティアとして少しでも役立てばと活動を続けている。

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by seirisyunou-deux | 2018-01-04 12:47 |

by 藤崎 裕子