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There Is No Place Like Home (我が家に勝るものなし)♪

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北九州小倉在住の  【ハウスキーピングDeux】のつぶやき

突然、晩春のフランスへ-初日①

フランスの友人は「この夏はどうだろう?」と書いてきたが、
夏を待たずに晩春に重~い気持ちで旅立つ。
福岡空港でフライトを待つだけになれば、もう吹っ切れてはいるのだけれど。

朝6時前に起きれるだろうか、
高速バスに間に合うようタクシーは迎えに来ているだろうか、
高速バスは九州道の若宮トンネルで事故に遭わずに(以前そこら辺で1時間スタックしたことがトラウマ)予定通り空港に着くだろうか、
国際線ターミナル1階でレンタルWiFi(初体験なので)の受け取りを忘れずにいるだろうか、
KALカウンターで無事チケットを手配してくれるだろうか・・・

出発前の些末事に対し「不安」をまとった人間が歩いているようなもんだ。
X線コントロール通過し、パスポートコントロールを抜けると、
その「不安」が剥がれ落ちて「期待」をまとう旅人になるのだけれど。

そうそう、この旅の「三大びっくり」。
①パリCDG空港で中国語が席捲していること。
フランス語、英語の次のアナウンス、或は案内ボードの三番目が中国語!
中国の「一帯一路」構想にイタリアがヨーロッパの主要7か国のトップを切り参画を表明したとは最近の記事だが、
フランスはそんな中国を牽制していたのではないのかな?
でもヨーロッパの窓口である国際空港でのアナウンスひとつに、
抗えない動きを感じる。
お隣の国のドイツ語はカケラもありませんでした・・・

②無人化が進んでいること。
まだ福岡空港はカウンターにはスタッフがいて、預ける荷物のタグを付けてくれる。
これが当たり前だったのに、CDG空港ではスタッフ不在。
スタッフがいるカウンターもあるんだけれど、仁川空港経由福岡行きはこちらへ、と促され、
そこにはおらず照明が落とされていた。
あら、スタッフどこに行っているのかしらん?と一分は待っていたと思う。
「えー、スタッフ来ないんですけど」と列をコントロールするスタッフに告げると、
「自分でやって下さい」だって。
カウンターに備えつけられたバーコードリーダー機で、チケット(これは直前に機械にてGET、その時に荷物のタグも出て来た)
をスキャン、そして荷物のタグをスキャンすれば
ベルトコンベアーが動き出し、荷物が運ばれて行く。それをひとりで見つめる・・・
福岡空港で荷物がなかなか出て来なかった時は
あの時何かまずかった?と頭を過りましたよ。やがて出て来ましたけどね(笑)

日本人なら日本出入国でもパスポートの顔写真のページを開いて、
顔をちょっと上げてカメラと対峙すればそれが顔認証。
要領のわからない人の為に、スタッフがひとり、その数台の機械のそばに立ってはいるけど、
もう列に並ぶこともなくなったんだなー
実際空港内のシャトルトレインやパリのメトロも無人化、
銀行の窓口やコンビニだって無人化が進んでいるというし。
AIが人間に取って代わるとはニュースでは聞くものの、それを目の当たりにするとやはり驚く。

➂初日のホテルの部屋を開けると、他人の荷物があったこと。
これはヒジョーに個人的なことだが、いろんなホテルをチェックインして、
こんな経験は初めてだ!
リヨン駅前の「オテル・テルミヌ・リヨン」、あんたのことだよ。
ロケーションしか利点がないじゃないか。
三ツ星なのに、螺旋階段の空間に無理やり作り込んだエレベーターで、
ひとりとスーツケースで満員、ガタガタと動く音がして、手動でドアを開ける、かなり旧式タイプがまだまかり通っているんだ。
最初、カードキーが効かなくてフロントへ戻る。
「あ、そう」と機械に通してくれて再度トライしに上がると、
その部屋の机にはパソコン、横にはふたつの荷物があって・・・絶句。
「Unbelievable!」と再度訴えに行く。しかも毎回私自身のスーツケースもお供に。
私も汗だくだ。日本時間にしたら朝の4時位。。。
夜も遅くスタッフがひとりしかいない為に、なかなか上がって来てくれやしない。
スタッフも部屋の状況を見るや首を竦めて、3つの荷物をどかそうとする。
パソコンのコードをコンセントから外し始め。。。
いや、そんな問題じゃないだろう!
その部屋の者はカードキーを所持していて、夜中それで開けられたら私はどうなる?!
「部屋を替えてくれ!」と訴えたよ。
又、待つこと5分。「最後の一部屋だった、ラッキーだね」だって。
ラッキーかアンラッキーかわからない私は、別の階の部屋になだれ込む。
最初の部屋からすると明らかに狭いが、
もうクレーム付けずに明日の朝、さっさと発とう。
どうせフロントスタッフも交替してるだろうし。
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「日本人観光客の悪いところは、クレームをその場で言わずに帰国してどこかのサイトに書き込むこと」とはフランス観光局。
いや、ちゃんとクレーム付けて、部屋を替えてもらったので私としてはよしとする。

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by seirisyunou-deux | 2019-06-07 10:17 | 旅(フランス)

by 藤崎 裕子